ゼネコン大手の業績上方修正が相次いでいるようです。
大成建設は、2017年3月期の連結純利益が従来予想を145億円上回り、前の期比17%増の905億円になったと発表したそうです。
労務費や資材価格の上昇幅が想定を下回り、工事案件の採算性が改善したようです。
大手4社はいずれも2期連続で最高益を更新したようです。
大成建の営業利益は20%増の1408億円になったそうです。
工事の採算を示す完成工事総利益率(単体ベース)は14.6%と従来予想より2.1ポイント改善したそうです。
期中に大型工事の完成が少なかったため、売上高は4%減の1兆4870億円になったそうです。
一方、鹿島は期初に17%減の600億円としていた純利益を38%増の1000億円に上方修正したそうです。
清水建設は純利益を66%増の985億円、大林組は47%増の930億円に引き上げたそうです。
各社は株主還元も強化しており、鹿島は年間配当を20円と従来予想から6円積み増し、清水建設も26円と同じく7円増やす方針だそうです。
各社は過去最高水準の工事受注残を抱えており、首都圏の大型工事は2017年後半ごろから一層集中するようです。
鉄筋工など建設工事の担い手の人手不足が顕在化すれば2018年3月期は労務費が上昇して利益を圧迫する可能性もあるようです。
好調ですね。
2020年に向けて維持できるでしょうかね。
ただ、労務費などコスト増要因はけっこうありそうですね。
1801:835円、1812:752円、 1803:1,062円、 1802:1,063円