唯我さんのブログ
豆腐、もやし、諫早湾
2017.04.24(月)
小売店に対して、豆腐をご指名で、「買いたたくな」という、お上のおふれが出た。
たしかに、豆腐って、いやいやこの値段はありえねぇだろうってくらい、安く設定されていると思う。
以前なら、安いし、栄養価は高いし、ありがとーだった。
今、農業県(ド)田舎に住んでいる、主要産業はほとんどすべて農業地域の住民とすれば、憤りすら覚える。小売業界、農産物かいたたきすぎだろう!
豆腐つくるの、めっちゃ手ぇかかる。
豆腐を作っている会社の規模は、だいたいが小さい。
大手の小売り、イ○ンとか、やり方きたねーという怨み節はけっこう聞く。
そういや、おなじおふれが、もやしにも出てたな。
ってことは、賞味期限が短い、乳製品にも、でるかもね。
安く買えるのは嬉しい。これは本当に嬉しい。
同時に、この手間暇で、この値段って、変だろう。とも思う。
だけど、わたしは関西人なのだ。特売が大好きで、いいものが安く買えると嬉しい。
だけど、おかしかったのだ、ずっと。
誰かの不幸の上に成り立つ幸せってやつを、ちゃんと考えてみようと思いました。
そういや、佐賀の漁民の不幸の上になりたつ、長崎の農民の幸せってのもあるな。
諫早湾水門をあけるかあけないかも、もしかしたら豆腐と似たようなもんなのかな。
(殴られそうな問題発言かもしれないとも思う)
--読売新聞より--
スーパーなどで売られる豆腐などの公正な取引を促す指針を、農水省がまとめた。日持ちがしない特性から、特売の対象になりやすいなど課題があったためだ。製造業者が適正な利益を得られるよう、取引に問題があれば是正し、原材料を提供する農家の所得確保にもつなげていく。政府は一連の農政改革で、小売りの安売り競争にも焦点を当てた。食品製造業で初となる指針が策定されたことで、他の食品業に議論が広がる可能性がある。
[地位乱用を問題視 農家の所得確保にも]
農水省が業界の要望を受け、豆腐や油揚げの取引について実態調査を行ったところ、小売店が優越的地位を乱用し、関連法案に抵触する恐れのあるケースが一部、確認された。指針策定に乗り出し、問題があった具体的な取引例を挙げ、11の対応方法を示した。
「セールを行う小売店から一方的に取引価格引き下げを通知された」とした事例では、原価や物流費を基に値決めをして、合意内容を書面で取り交わすとする。「小売業者からプライベートブランド(PB)商品の販売を打ち切られ、包装フィルム代が支払われない」ケースでは、事前協議で費用を小売業者が負担することを契約書に明記するよう例示する。
同省はこうした指針の周知に向けて、5月以降に事業者を対象とした説明会を開いていく。改善がみられない場合、設置した「かけこみ寺相談窓口」で、匿名の相談も受け付ける。
豆腐業界では事業者の高齢化に加え、小売店の不当廉売などによって廃業が相次ぎ、事業者数はピークだった1960年の5万から、現在7500に減った。危機感を強め、衆参の国会議員でつくる「日本の豆腐文化を守る議員連盟」などに働き掛けるなど、小売業との取引是正を要望していた。今回の指針策定について、全国豆腐連合会は「小売り側の改善や、仕入れ・販売価格の適正化につなげてほしい」と期待を寄せる。