25日の米国株式相場は急反落。ダウ工業株30種平均は前週末比241ドル81セント安の1万1386ドル25セントで終えた。ナスダック総合株価指数は同 49.12ポイント安の2365.59で終えた。金融機関の財務や業績不安を誘う材料が相次ぎ、金融株を中心に売りが優勢となった。
アナリストが保険大手のアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の一株損益見通しと目標株価を引き下げた。前週末に韓国の政府系金融機関がリーマン・ブラザーズ買収を検討していると報じられたことに関し、韓国の金融当局高官が慎重な姿勢を示したと伝わった。前週末に米地銀の破たんが発表になったこともあり、金融株全般に売りが広がり、相場を押し下げた。


