反発はしたが陰線で

優利加さん
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昨日の米国株式相場は大幅高となった(DJIA +183.67 @20,636.92, NASDAQ +51.64 @5,856.79)。ドル円為替レートは109円台前半の円安方向での推移となった。本日の日本株全般は上げた。東証1部では、上昇銘柄数が1,494に対して、下落銘柄数は415となった。騰落レシオは70.90%。東証1部の売買代金は1兆7744億円。

TOPIX +6 @1,472
日経平均 +63円 @18,419円

前日の米株式高や1ドル=109円台前半に下落した円相場を好感して、TOPIXも日経平均も反発した。前日の米長期金利の上昇(債券価格は下落)を受け、朝方から日米金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いが優勢となった。だが、上下にヒゲを引いた陰線で終えたので、力強くはない。前場は上げ幅を200円近くまで広げたが、地政学リスクへの警戒感に加え、日米経済対話の動向を見極めたいとの雰囲気も強く、朝高後は上値の重い展開となった。

ディフェンシブ銘柄の代表格である食品株が逆行安となった。アナリスト予想をまとめたQUICKコンセンサスによると、アサヒの17年12月期連結純利益は16%増であり、17年3月期は減益のヤクルトも18年3月期は2ケタ増益との見方が多い。それでも売り圧力に押された。それだけ日本株全般の先安観が強い。

33業種中28業種が上げた。上昇率トップ5は、その他金融(1位)、銀行(2位)、パルプ・紙(3位)、倉庫・運輸(4位)、その他製品(5位)となった。


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