今日も終わってみれば小型防衛関連株が尻上がりに買われましたが
防衛御三家(三菱重工、川崎重工、IHI)は日経平均に連れ安しており
日本を取り巻く地政学的リスクの存在を、思わず忘れそうになりました。
無論朝鮮半島の緊張が高まっていることは事実ですが
防衛株の本命が買われないということは
短期筋が戦争の脅威を煽って小型防衛銘柄の株価を吊り上げているだけで
海外勢はそれほど深刻な事態だという認識が無いのかも知れません。
恐らくトランプ大統領は取り敢えず「北」を脅して反応を見るのが目的。
「北」は米国の出方を見るまで動かない。
つまり一触即発の様であり、実はそうでもないと判断している様な気もします。
因みに大手外資系証券の先物・オプション手口からは
4月SQを前に、日経平均18500円以下を想定している節はなく
むしろG.S様は相変わらず強気で、19000円以下は全く想定していない様です。
また円高も今のところ1ドル109円台半ばで揉み合っており
各証券とも110円割れは一過性だと考えている様な気がします。
ところで今日 トランプ大統領の要請で 米中首脳が電話会談を行っていますが
中国はあくまでも話し合いで「北」の核開発を中断させるとしており
トランプ大統領は恐らく習近平主席に下駄を預けたのではないかと
勝手な推測をしています。
何故なら、米国がここは一旦引き下がったとしても
トランプ大統領にしてみれば中国の顔を立てることにり
今後の外交交渉を有利に進められるのではないかと思ったからです。
(元々米国の狙いはそこにあったのかも?)
という訳で、少なくとも韓国や日本に北のミサイルが飛んで来る可能性は低く
明日あたり小型防衛関連株の梯子が外される様な気がして仕方ありません。
だからといって、まだ丸腰で買い向かうタイミングではありませんが
打診買い程度、またはヘッジを併用すれば、多少のフライングはありかなと
ふと感じた次第です。
但し、今週中に買い向かえば、週末熟睡出来ないこと。
或いは、北のミサイルが日本や韓国に着弾した場合は
1~2か月程度の塩漬けは覚悟して置く必要があると思います。(^▽^;)