やっと地政学リスクの高まりに反応

優利加さん
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昨日の米国株式相場はわずかに上げた(DJIA +1.92 @20,658.02, NASDAQ+3.11 @5,880.93)。ドル円為替レートは110円台後半の円高方向での推移。本日の日本株全般は下げた。東証1部では、上昇銘柄数が504に対して、下落銘柄数は1,384となった。騰落レシオは80.78%へ低下した。東証1部の売買代金は1兆8634億円。

TOPIX -5 @1,495
日経平均 -50円 @18,748円

円高と北朝鮮の地政学リスクの高まりに反応してTOPIXも日経平均も反落した。今日から北朝鮮最高人民会議(国会に相当)が招集される。金正恩委員長が朝鮮労働党第1書記に就任して5年の節目で、ミサイル発射など新たな挑発行為が警戒される。トランプ米政権は原子力空母カール・ビンソンを朝鮮半島周辺に派遣し、市場では地政学リスクが強く意識され始めた(やっとかよ~)。

今日は海運株の動きに地政学リスクによるリスクオフムートが色濃く反映された。ばら積み船の総合的な市況を示すバルチック海運指数は2月14日の底値から8割高い水準にあり、海運市況は既に底を打ち、各社の今期業績には回復の期待が高まっている。にもかかわらず、海運株は33業種中下落率トップとなった。

33業種中23業種が下げた。下落率トップ5は、海運(1位)、石油・石炭(2位)、機械(3位)、電気機器(4位)、証券(5位)となった。


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