週明け25日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反発。終値は前週末比212円62銭(1.68%)高の1万2878円66銭で、5営業日ぶりに上昇した。前週末の米株式相場が大幅上昇したほか、原油先物相場の下落、円安・ドル高の進行など、外部環境の改善を好感した買いが優勢で、終日高い水準での推移が続いた。後場中ごろには日経平均先物9月物への断続的な買いをきっかけに上げ幅を280円超まで拡大したが、大引けにかけては手じまいや戻り待ちの売りでやや伸び悩んだ。東証株価指数(TOPIX)も大幅に反発した。
大手銀行や自動車、ハイテク株などが上昇をけん引する展開。米金融不安がいったん後退したほか、原油安・円安に伴う収益改善期待もあって、主力株はほぼ全面高の展開になった。もっとも、週初とあって国内外の機関投資家の動きは鈍かったといい、朝高後は高い水準こそ維持しつつも目立った方向感は出なかった。先物への仕掛け的な買いや売り方の買い戻しが主導した面が大きかったとの声が多い。


