先週金曜日の米国株式相場は下げた(DJIA -65.27 @20,663.22, NASDAQ -2.61 @5,911.44)。ドル円為替レートは111円台前半での推移。本日の日本株全般は反発する銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,087に対して、下落銘柄数は804となった。騰落レシオは93.25%。東証1部の売買代金は2兆2691億円。
TOPIX +4 @1,517
日経平均 +74円 @18,983円
TOPIXも日経平均も小幅反発したが、力強さには欠けた。上昇トレンドライン割れ+株価サイクル4の状況は変わらない。先週大きく下落した反動で、自律反発を狙った買いが入った。ただ日銀が発表した3月の日銀短観で先行きの景況感の悪化が明らかとなり、上値では戻り待ちの売りも多かった。短観では、大企業の企業判断(DI)はプラス12と昨年12月調査から2ポイント改善した。改善は2四半期連続だった。米国など世界経済の回復を背景に輸出企業の景況感が改善した。この点は良い。しかし、先行きについては大企業・製造業がプラス11に伸び悩んだ。
投資部門別売買動向によると、4月は海外投資家が日本株を買い越す月である。外国人の買い越しは2001年から16年まで16年連続で続いた。しかし、海外勢は3月第4週(21~24日)までに6週連続で売り越しており、4月買いへの期待がしぼんでいる。トランプ米大統領の政策実行能力に対する不信や欧州の政治リスクなど不確定要因が多い。これらのことが企業の景況感の先行きを慎重にさせているか。国内の個人消費も振るわない。
33業種中24業種が上げた。上昇率トップ5は、その他製品(1位)、食料品(2位)、水産・農林(3位)、倉庫・運輸(4位)、サービス(5位)となった。
TOPIX +4 @1,517
日経平均 +74円 @18,983円
TOPIXも日経平均も小幅反発したが、力強さには欠けた。上昇トレンドライン割れ+株価サイクル4の状況は変わらない。先週大きく下落した反動で、自律反発を狙った買いが入った。ただ日銀が発表した3月の日銀短観で先行きの景況感の悪化が明らかとなり、上値では戻り待ちの売りも多かった。短観では、大企業の企業判断(DI)はプラス12と昨年12月調査から2ポイント改善した。改善は2四半期連続だった。米国など世界経済の回復を背景に輸出企業の景況感が改善した。この点は良い。しかし、先行きについては大企業・製造業がプラス11に伸び悩んだ。
投資部門別売買動向によると、4月は海外投資家が日本株を買い越す月である。外国人の買い越しは2001年から16年まで16年連続で続いた。しかし、海外勢は3月第4週(21~24日)までに6週連続で売り越しており、4月買いへの期待がしぼんでいる。トランプ米大統領の政策実行能力に対する不信や欧州の政治リスクなど不確定要因が多い。これらのことが企業の景況感の先行きを慎重にさせているか。国内の個人消費も振るわない。
33業種中24業種が上げた。上昇率トップ5は、その他製品(1位)、食料品(2位)、水産・農林(3位)、倉庫・運輸(4位)、サービス(5位)となった。