3月最終週の投資主体別売買動向は海外勢が9500億円の売り越し。
3月の売り越し額は1兆5350億円に上り
年初からの売り越し額1兆7600億円の大半を占める結果になりました。
しかも1兆7600億円は、トランプラリーに伴う円安で海外勢が買い越した金額にほぼ等しく
昨年11月~12月の買い越し分を全て吐き出したことになります。
因みにトランプラリーの影響で海外勢が日本株を買い始めたのは昨年11月第2週からですが
11月第2週の日経平均株価終値は17374円、ドル円106.69円(11/11)。
第3週目の日経平均株価終値は17967円、ドル円110.18円(1/18)という結果でした。
当時のドル円相場(110.18円)は直近(111円前後)とほぼ同じ水準ですが
日経平均株価(17967円)は今日現在(19063円)に比べ1000円以上の開きがあります。
こうなると4月に海外勢が買い越しに転じない限り
日経平均20000円どころか、19000円台の維持も容易ではなさそうです。
また3月に入り海外勢が大幅に売り越した背景に
日本の政情不安があるとすれば(多分あると思います)
彼等が急に買い越しに転じる可能性は低いというのが個人的な印象です。
企業業績が順調だと言われているだけに
4月~5月はファンダと需給の綱引きになる様な気がします。