円高の割に下げ渋った

優利加さん
優利加さん
昨日の米国株式相場は高安まちまちだった(DJIA -8.76 @20,905.86, NASDAQ +0.53 @5,901.53)。ドル円為替レートは121円台前半の円高方向での推移だった。本日の日本株全般は高安まちまちだった。東証1部では、上昇銘柄数が991に対して、下落銘柄数は862となった。騰落レシオは110.37%。東証1部の売買代金は2兆396億円となった。

TOPIX -2 @1,563
日経平均 -66円 @19,456円

TOPIXも日経平均も小幅続落した。ドイツで開いたG20財務相・中央銀行総裁会議で共同声明から「保護主義に対抗」という文言が消え、円相場が前週末から大きく円高・ドル安方向に振れたためである。3月期末を控えて持ち高調整の売りも出た。米金利の上昇一服を受けて金融株が軟調となった。しかし、その割には底堅い展開だった。円高や保護主義の台頭への警戒から下げ幅は一時200円に迫ったが、下値模索は取引開始から30分足らずで終わり、切り返し始めた。長い下ひげを引いた短陽線で終え、下げ渋りを見せた。依然として12月8日を起点とするレクタングルの中での上下動が続いている。

33業種中21業種が下げた。下落率トップ5は、証券(1位)、倉庫・運輸(2位)、保険(3位)、その他金融(4位)、銀行(5位)となった。

優利加さんのブログ一覧