映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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原油大幅下落で立ち直れるか

22日のNYは、原油が5%も大幅に下げたことを好感、11628.06(+197.85)と大幅な上昇となった。日足では雲の下限を突破し、基準線、転換線も上抜けた。8月18日の高値11690や8月11日の高値11867まで戻せるかどうか、注目だ。週足では転換線をぬいたもののまだ基準線11982の下。基準線を上ぬいてくれば、かなり期待がもてるようになるのだが、まだ分からない。tとはいえ、どうやら原油の下落トレンドが誰の目にもはっきりしてきているので、アメリカ景気の足元はまだ危ういが、先行きは少しづつ明るくなってくるはず。住宅に底打ちの兆しがみえてきて、政府系金融機関が国有化かなにかで始末がつけば、金融不安に決着がつき、7月を底値にした上昇トレンドに復帰できるのではないか。
 その原油は21日に121ドルまで急伸していたところ、114ドル台まで下落、日足転換線116を切ってきた。週足では結局122ドルの基準線まで戻せずに下落した形であり、月足も転換線116の節目を割った。地政学的リスクがあるので、警戒は必要かもしれないが、グルジアからのロシアの撤退も始まったらしいし、上昇相場はやはり終焉したのではないかと思われる。
 為替もドル高に戻してきた。現時点(23日午後6時)では110円台で、日足転換線109円を再び抜いて上昇している。週足も転換線107.29の上、雲下限110.87近辺に迫っている。このあたりに月足基準線109.96も走っており、相当の抵抗が予想されるので、跳ね返されるてしまうかもしれないが、下値は順調にきりあがってきており、ドル高の基調はまだ続きそうだ。
 22日の日経平均は、12666.04円(86.17円安)。一兆5千億という閑散商いですっかり無気力な相場であった。残念ながら完全に7月の安値を切ってしまったので、テクニカルには目先下降が確定したことになる。日足転換線が基準線を割ってぐいっと下に下げており、いかにも弱い。月足の雲の下限12583に接近しているが、ここらあたりか、あるいは月足の3月の終値12525辺りがさしあたりの節目か。これを切ってくれば、月足終値ベースでは安値を更新することになり、さらに日足ベースの最安値11691を試す形になる。日足のRCIがまもなくゼロに達し、週足RCIも底をつける一方、月足RCIは上昇しているので、月足終値は風前の灯になっているものの、3月の最安値まではまだかなりのりしろがありそこまで下げるとはなかなか想定しにくい。売買高が極端に細っているのも、下げの局面がそろそろ終わるサインではないかとも希望的な観測をしたいところだ。原油の大幅下落、NYの上げ、ドル高円安の流れに反応して、週明けには東京も反発することを期待したい。
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