昨日の米国株式相場は小幅続落した(DJIA -29.58 @20,924.76, NASDAQ -15.25 @5,833.93)。ドル円為替レートは113円台後半での推移。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が771に対して、下落銘柄数は1,073となった。騰落レシオは109.79%。東証1部の売買代金は2兆144億円。
TOPIX -5 @1,550
日経平均 -90円 @19,254円
TOPIXも日経平均も下げた。週末3月10日の米雇用統計の発表や来週14~15日のFOMCを控え様子見ムードが強い。米国株は利益確定の売りが先行し、日本株でも積極的な売買が手控えられた。円相場がなかなか円安方向へ大きく動かないことが日本株が上放れできない大きな理由の一つだろう。2月末からブレイナードFRB理事らによる早期利上げを示唆する発言が相次ぎ、3月の米利上げ観測が一気に高まったが、それでも円相場は1ドル=115円を超えるような円安にはなっていない。
日本株売買シェアの6~7割を占める外国人の動向も気になる。投資部門別売買動向を見ると、海外勢は2月第4週(2月20~24日)に727億円売り越し、2週連続の売り越しとなった。
33業種中24業種が下げた。下落率トップ5は、鉄鋼(1位)、証券(2位)、非鉄金属(3位)、海運(4位)、その他金融(5位)となった。