19,600円前後にある強気レクタングル上限の壁

優利加さん
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昨日の米国株式相場は反落した(DJIA -112.58 @21,002.97, NASDAQ -42.81 @5,861.22)。ドル円為替レートは120円台前半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が617に対して、下落銘柄数は1,256となった。騰落レシオは108.13%。東証1部の売買代金は2兆1856億円。

TOPIX -7 @1,558
日経平均 -96円 @19,469円

米国株が反落し、円安進行が一服したことで、主力株を中心に売りが優勢となりTOPIXも日経平均も反落した。
前日までの3日続伸で短期的な過熱感が強まっていたことも加えて、利益確定目的の売りを誘った。後場は先物に断続的な売りが出て、日経平均は下げ幅を170円超まで拡大する場面があった。19,600円前後にある強気レクタングル上限の壁でまたしても弾き返された。レクタングル形成の起点を12月9日と見れば、もうすぐ3ヶ月が経過する。もうそろそろどちらかへ放れても良さそうなタイミングだが。

米利上げの判断を控えるFOMCが注目される。慎重派と目されていたFRBのブレイナード理事の3月1日の講演は早期利上げを示唆したものと受け止められた。先物市場で3月利上げを見込む比率は77%に上昇しているが、3月10日の米雇用統計や利上げのペースがどうなるかなど、流動的な材料も残っている。この利上げに関する思惑次第で円相場が115円以上の円安となるかどうかが左右される。

33業種中26業種が下げた。下落率トップ5は、鉱業(1位)、石油・石炭(2位)、建設(3位)、不動産(4位)、金属製品(5位)となった。


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