大王製紙は、印刷中堅の三浦印刷をTOB(株式公開買い付け)で買収するそうです。
28日から4月11日にかけて実施し、全株を取得して完全子会社化を目指すそうです。
買い付け代金は83億6400万円を予定しており、印刷事業を強化して洋紙事業の収益拡大につなげるようです。
三浦印刷の既存株主から同社株を1株260円で、新株予約権(1000株相当)も1個13万7000円で買い付けますが、TOBへの応募が66.67%に達しない場合は不成立となるそうです。
三浦印刷はパンフレットやカタログなどの商業印刷などを手掛け、東京証券取引所2部に上場し、2016年3月期の連結売上高は120億円で純利益は3億円だったそうです。
投資ファンドのアスパラントグループが26%を出資する筆頭株主ですが、王子ホールディングスや三菱製紙も株主になっているそうです。
大王製紙は既に子会社を通じて印刷事業を手掛けており、三浦印刷の買収で顧客のニーズ吸い上げを強化し、自社の洋紙の供給拡大に生かす狙いのようです。
紙の印刷業界は厳しいと聞きますが、うまく相乗効果を生かせるでしょうかね。
3880:1,389円、 7920:197円、 3861:538円、 3864:785円