プレミアムフライデーは百貨店・旅行会社など増収も定着には課題

TAROSSAさん
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大手の百貨店や旅行会社は、月末金曜日の仕事を早めに切り上げて、余暇を楽しんでもらう「プレミアムフライデー(プレ金)」を導入した24日の売上高が増収となったことを明らかにしたそうです。
ただ、終業を前倒しする企業は一部で、定着するかどうかはまだ分からないようです。

三越伊勢丹ホールディングスは、レストランでの特別メニューを企画し、伊勢丹新宿本店など三つの旗艦店の売り上げが昨年2月の最終金曜日と比べて5%増えたそうです。
早帰りする社員を狙った旅行商品を打ち出したJTBは、インターネット販売が2割増収となったそうです。

多くの企業は一定の成果があるとして、3月以降もイベントを継続し、経団連では「サービスを提供する企業は想定以上。認知度も高まった」とみているようです。

一方で、企業には慎重論もあり、紳士服の青山商事は半額セールなどで売り上げの3割増を達成したものの、「セールだけでは長続きしない。来月以降のイベントは全くの未定」とのことです。

三村明夫日本商工会議所会頭は27日の会見で「午後3時帰宅に重きを置き過ぎると、参加できない企業が出てくる」と述べたそうです。
一部大手企業は来月以降も早帰りを推奨する方針ですが、「3月は年度末と重なり終業前倒し企業がどこまで増えるかは疑問」(エコノミスト)との見方もあるようです。

3月は推奨はするものの、年度末なので2月よりは早帰りする社員は減るでしょうね。

3099:1,422円、 8219:4,225円
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