ゴーイングコンサーン(going concern,GC)、継続企業の前提。
GC注記が、東芝の財務諸表に付くらしい。
債務超過に陥る見込みとのことだからしょうがない。
GC注記は、企業が開示する財務諸表が、
企業が今後も継続して存在するという前提で、
財務諸表が作られているんですよという注記。
当たり前なので、分かり難いのですが、これの反対語(?)が
会社清算を前提とした財務諸表というと、
ちょっとイメージしやすいか?
工場の土地建物とか、
今後も生産活動をして、利益を生むという前提の評価額と
これから、生産活動をやめて、更地にして売ってしまいますよ
という前提の評価額は違う。
通常は、前者の方が価値が高いし、それを前提に財務諸表は作られる。
GC注記が付きという事は、会社の経営状態が危ないけど、
財務諸表は、事業継続を前提をしていますよという事で、
経営がこければ、一気に価値が落ちるリスクがあるという、
ようするに、危ないよ、気をつけなさいと、
企業自らが、投資家に注意喚起するもので、
これが無くていきなり会社が倒産したら、開示義務違反として、
会社や会社経営陣が訴えられても仕方ないよね
といったもの。
理屈はそうだけど、要は投資不適格という事で、
それを承知で、売買をして損をしてもそれは自己責任だよねー
という所か。
東芝とは、全然関係ないのですが、
3224 ゼネラル・オイスター
がストップ安で、その要因が業績悪化で、GC注記までついてしまったという事。
売り予想を入れてしまいましたが、
サプライズで、GCが付いたのなら仕方ないかな
とはいえ、個人的には、カキは大好物で、
機会があれば、オイスターバーとか行ってみたいなー
かと思っているのですが。。
少し様子見で、下がりきったところで、参戦検討かなと思っていますが、
さすがに、GC注記が付いた銘柄への投資は、ギャンブルと言わざるを
得ないですね。
投資しない可能性もかなり高いですが、気になる銘柄ではあります。