変則的な「飛びつき黒」で反落

優利加さん
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昨日の米国株式相場大幅続した(DJIA +142.79 @20,412.16, NASDAQ +29.83 @5,763.96)。ドル円為替レートは113円台後半から前半での推移。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が676に対して、下落銘柄数は1,191となった。騰落レシオは96.13%。東証1部の売買代金は2兆4041億円。

TOPIX -15 @1,539
日経平均 -220円 @19,239円

東芝の決算発表の延期とフリン米大統領補佐官辞任のニュースにより、TOPIXも日経平均も大きく下げた。
予定の正午になっても東芝は決算を発表できなかったそれほど東芝は追い詰められている。さらに、発足後1カ月に満たない米トランプ政権で要職のマイケル・フリン米大統領補佐官(国家安全保障担当)が突然辞任した。この2つのニュースが伝わると為替は円高方向に振れ(朝方は113円80銭近辺で落ち着いていた円相場は午後2時43分に1ドル=113円28銭まで円高・ドル安が進展)、日経平均株価も前日比200円余まで下げ幅を拡大した。

日経平均のチャートは売り線である「飛びつき黒」の変則的な形となり、相場の先高観に影を落とした。典型的な「飛びつき黒」は長陽線で上昇した翌日にさらにギャップアップして短陽線で上昇するものの、その翌日は前日の短陽線の実体部分から始まり長陰線で反落して前々日の長陽線の実体部分まで落ちてくる形である。今回は短陽線の代わりに短陰線となった。

33業種中29業種が下げた。下落率トップ5は、精密機器(1位)、医薬品(2位)、水産・農林(3位)、食品(4位)、情報・通信(5位)となった。


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