昨日の米国株式相場は大幅上昇した(DJIA +118.06 @20,172.40, NASDAQ +32.73 @5,715.18)。ドル円為替レートは113円台後半の推移。本日の日本株全般は大幅高となった。東証1部では、上昇銘柄数が1,707に対して、下落銘柄数は230となった。騰落レシオは93.23%。東証1部の売買代金は2兆7569億円。
TOPIX +33 @1,547
日経平均 +471円 @19,379円
トランプ米大統領が近く法人減税策を発表すると示唆し、投資家心理が好転し、米国株が大幅高となった。円相場も円安方向に振れた。これらを受けて、TOPIXも日経平均も大幅高となった。2月9日の米国市場で、ダウ工業株30種平均が2週間ぶりに高値を更新した。日経平均の上げ幅は1月4日(479円79銭)の大発会に次いで今年2番目の大きさだった。これで10日及び25日移動平均線を一気に回復し、三角保ち合いをほぼ上抜けした。
今週前半は日経平均が一進一退となる中でも、投資家心理を示す日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は、じわりと低下していた。VIは下値不安が高まった局面で上昇する傾向があるため、VIが低下するということは投資家が下値不安を抱えていないことを示唆するとも解釈できる。http://nikkei225jp.com/data/vix.html
また、CRB原材料指数の動きも注目に値する。CRB原材料価格指数は、亜鉛・銅・ゴムなど、13種の鉱工業原材料で構成される価格指数で、貴金属やエネルギー製品は含まれない。金やプラチナの価格は金融不安にも左右されやすく、原油価格はOPECの生産協定に左右されることがあるが、この指数は、そのような要素は含まず、世界の鉱工業の状況を反映する傾向がある。このCRB原材料指数は2年4ヶ月ぶりの高水準(>500)にあり、世界の実体経済の強さを示唆しているとも解釈できる。
33業種すべてが上昇した。上昇率トップ5は、ゴム製品(1位)、倉庫・運輸(2位)、鉱業(3位)、石油・石炭(4位)、輸送用機器(5位)となった。
TOPIX +33 @1,547
日経平均 +471円 @19,379円
トランプ米大統領が近く法人減税策を発表すると示唆し、投資家心理が好転し、米国株が大幅高となった。円相場も円安方向に振れた。これらを受けて、TOPIXも日経平均も大幅高となった。2月9日の米国市場で、ダウ工業株30種平均が2週間ぶりに高値を更新した。日経平均の上げ幅は1月4日(479円79銭)の大発会に次いで今年2番目の大きさだった。これで10日及び25日移動平均線を一気に回復し、三角保ち合いをほぼ上抜けした。
また、CRB原材料指数の動きも注目に値する。CRB原材料価格指数は、亜鉛・銅・ゴムなど、13種の鉱工業原材料で構成される価格指数で、貴金属やエネルギー製品は含まれない。金やプラチナの価格は金融不安にも左右されやすく、原油価格はOPECの生産協定に左右されることがあるが、この指数は、そのような要素は含まず、世界の鉱工業の状況を反映する傾向がある。このCRB原材料指数は2年4ヶ月ぶりの高水準(>500)にあり、世界の実体経済の強さを示唆しているとも解釈できる。
33業種すべてが上昇した。上昇率トップ5は、ゴム製品(1位)、倉庫・運輸(2位)、鉱業(3位)、石油・石炭(4位)、輸送用機器(5位)となった。