マケイン氏、鬼の居ぬ間に何とやら・・米大統領選

トロンボーンさん
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米大統領選に関してロイター通信と世論調査会社ゾグビーが20日発表した調査結果で、共和党のマケイン上院議員の支持率が民主党のオバマ上院議員を5ポイント上回った。

7月の調査まではオバマ氏が一貫してリードしており、マケイン氏が初めて逆転した。

オバマ氏は民主党支持者など基盤としてきたグループでの支持をマケイン氏に奪われた。

 14日から16日まで実施した調査によると、マケイン氏支持が46%に対し、オバマ氏は41%で、7月のマケイン氏40%、オバマ氏47%が逆転した。

目立つのはオバマ氏が基盤とする層での支持減少。
民主党支持者で9ポイント、都市部の住民で11ポイントと、7月に比べ軒並み下落した。

 大統領選の争点は経済が47%で、イラク戦争12%、ガソリン価格8%などと続く。マケイン氏は不得意とされる経済政策の支持率でも49%で、40%のオバマ氏に9ポイントの差をつけた。

 調査はオバマ氏がハワイでの夏期休暇中で、グルジア紛争への対処が焦点となっていた時期にあたる。

この間、マケイン氏はガソリン高対策として海底油田の掘削解禁などを演説の中心に据え、議会が夏休みを終えて直ちに審議するよう連日、訴えていた。

マケイン氏のオバマ氏への攻勢が奏功したことが、調査結果に表れている。

 CNNによると、主要世論調査の平均値もマケイン氏の支持率が44%に上昇、45%のオバマ氏に接近しており、11月の本選挙をにらんだ情勢は、両氏の接戦となってきた。
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