指値オペで長期金利の上昇を力尽くで抑えた

優利加さん
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昨日の米国株式相場は小幅安となった(DJIA -6.03 @19,884.91, NASDAQ -6.45 @5,636.20)。ドル円為替レートは113円台前半での推移。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が996に対して、下落銘柄数は854となった。騰落レシオは95.43%。東証1部の売買代金は2兆6288億円。

TOPIX +5 @1,515
日経平均 +4円 @18,918円

TOPIXも日経平均もわずかに上げた。株価サイクル④(反落を試す)の局面なので、どちらかといえば下押ししやすい。12月21日を起点にチャートを見ると、高値と安値が徐々に切り下がりつつあるように感じる。日経平均は一時140円ほど上げたが、長期金利の上昇に伴い持ち高調整の売りが強まる場面もあった。1月の米雇用統計の発表を控えて投資家の様子見姿勢も強かった。

日銀が午前に通知した国債買い入れオペを受けて長期金利が一時急上昇したが、日銀が午後に意外感のあるタイミングで指し値オペを通知すると長期金利は落ち着きを取り戻した。良い悪いは別にして、日銀は力尽くで長期金利の上昇を押さえ込んだ、金利が上昇した場面では、円相場が1ドル=112円台半ばまで一時強含み、株式市場には企業業績の押し下げを警戒した売りが広がった。金利が上がると銀行が儲け易いので、業種別上昇率上位に銀行が入っている。

33業種中19業種が上げた。上昇率トップ5は、非鉄金属(1位)、その他製品(2位)、銀行(3位)、水産・農林(4位)、医薬品(5位)となった。


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