21日の東京株式市場で日経平均株価は3日続落。終値は前日比99円48銭(0.77%)安の1万2752円21銭と、4月1日の1万2656円以来、約5カ月ぶりの安値水準。株価指数先物の大口売りをきっかけにした主力株のバスケット売りが相場を押し下げた。投資家の間には米金融システムや景気に対する不透明感が根強く、保険や証券などの金融株の下げが目立った。円相場が一時1ドル=108円台に上昇したことやアジアの主要な株式相場の下落も相場の重しとなり、指数の影響度が高い値がさ株なども軟調なものが目立った。東証株価指数(TOPIX)も3日続落。朝方は前日の米株式相場の反発を手掛かりに銀行などに買いが入ったものの上昇は続かなかった。


