クリーンディーゼル車普及へ、購入者に補助金…経産省方針

トロンボーンさん
トロンボーンさん
よっ経産省

害物質の排出を減らしたクリーンディーゼル車の普及を促すため、経済産業省は2009年春から、購入した企業や個人に補助金を出す方針を固めた。

 一般的なディーゼル車価格との差額の2分の1程度を還付する案を軸に検討している。地球温暖化防止に向け、「低炭素型」の次世代自動車の普及を後押しする。市場の育成を通じ、日本メーカーの国際競争力の向上にもつなげたい考えで、09年度の概算要求に5億~10億円を盛り込む方針だ。

 経産省の現時点の見込みでは、1台あたり最大15万~20万円を補助する方向だ。購入した企業や個人の申請に基づき、補助金を支払う形を検討している。

 ディーゼル車は一般的に、ガソリン車に比べて燃費が2~3割良い。クリーンディーゼル車はこの上に、排ガス中の窒素酸化物(NOx)などをガソリン車並みに抑えた低公害車だ。メーカーは今秋から09年にかけ日本市場への投入を本格化すると見られる。

 政府は、クリーンディーゼル車やハイブリッド車、電気自動車などを「次世代自動車」と位置付けている。地球温暖化防止のため、20年までに新車販売の2台に1台を「次世代自動車」とする目標を掲げ、自動車取得税を軽減するなどして普及を促す政策をとっている
トロンボーンさんのブログ一覧