みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
経済アナリスト、木下 晃伸(きのした てるのぶ)です。
●ジブリ
やっぱり最初は「のびのび制作できる」ことを目的としていたんですね。
私も自由に分析、調査を行ないたいというのが起業の目的でした。
でも、いずれはやっぱりジブリのように
発展していかなければならないんだ、と感じます。
日本でも有数のファンドマネジャー、アナリストを育成し、
ファンドを運営する。
そして、日本人の手で運用する世界株ファンドが世界に発信される。
日本の金融のスゴさを世界に発信していかねばなりません。
どうして、日本の金融は米国よりも
数年遅れてるだの、なんだのと言われなければならないのか。
投資教育だとか、個人金融資産運用の手助けをしたい
という高邁な精神は、私はあまり持ち合わせていません。
単純に、世界をこの目で見て、自分自身の手で調査、分析をしたい。
そして、魅力ある会社を一番早く見つけたい。
それが結果として、ウォーレンバフェット率いる、
バークシャー・ハザウェイのように
世界規模で成長発展していくのではないか、と思います。
ただ、忘れてはいけないのは、自分自身が常に発想を柔軟にし、
自分自身が成長していく事が、
結果として組織が大きく発展していくことになるということ。
「親分の背中」を見て後輩が育つわけで、
自分自身の背中が小さければどうしようもないわけですから。
そして、自分自身の背中が小さいと、共有する仲間の数も増えません。
今からしなければならないこと。たくさんありすぎます。
ジブリと比較するにはおこがましいですが、
ちょっと考えさせられました。
●それでは、雑誌「マネージャパン」ホームページに平日毎日連載している
「経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース」をご覧下さい。
本日もよろしくお願い申し上げます。
※本資料の利用については、必ずプロフィール画面の
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【経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース】
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1.東京製鉄、鋼材3年2ヵ月ぶり下げ
2.サブプライム危機見通しを聞く
3.「ポニョ」100億円突破
http://www.terunobu-kinoshita.com/20080820-toushinou.pdf
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1.東京製鉄、鋼材3年2ヵ月ぶり下げ
(出所)2008年8月20日付日本経済新聞朝刊1面
●資源価格の下落基調が鮮明に
●最大手東京製鉄の経営には、資源価格とのつきあい方が凝縮
●最も重要な経営判断基準は「資金繰り」
東京製鉄は19日、9月契約分の鋼材価格を全15品種で
5―11%引き下げると発表した。
全品種の値下げは3年2カ月ぶり、
代表的な建設用鋼材であるH形鋼は2年10カ月ぶりとなる。
原料の鉄スクラップ価格の急落に加え、
需要が国内外で伸び悩んでいることが理由だ。
当メールマガジンで何度か指摘してきた通り、
原油価格は下落基調になっている。
また、非鉄などその他国際商品相場も下げに転じており、
上昇一辺倒だった産業素材市況に変化の兆しが出てきている。
同社のビジネスは、十数年に一度大きな利益を稼ぐ。
そのとき稼いだ利益を大事にしまい、設備投資などにあてていく。
そして、苦しくなったときにはジッと耐える。
赤字になっても、
資金繰りが詰まらなければOKというスタイルを貫いている。
ポイントは資金繰りであって利益規模ではないのだ。
だから中期計画などの発表もない。
一瞬先に何がどうなるか分からない資源価格とつきあっていくためには、
何の変哲もないシンプルな考えがフィットする。
最近の大型不動産業者の破たんは、急激な成長をめざしすぎ、
足元の資金繰りがおろそかになってしまったことが
直接的な破綻の要因だ。
資源価格の乱高下を所与のものとして、
長年ビジネスを手がけてきた同社のスタイルは、
投資や企業経営にも直接、間接に役立つことが多い。
2.サブプライム危機見通しを聞く
(出所)2008年8月20日付日本経済新聞朝刊9面
●インフレ率を左右するのは資源価格の変動率
●株式市場において多くのファンドマネジャーが変動率に着目し消えた
●株式と資源が相関して動くことの意味
昨日に続き、各国の有識者が語る
サブプライムローン問題の行方からヒントを探りたい。
本日登場する、前イングランド銀行総裁の
エディー・ジョージ氏のコメントも示唆に富んでいる。
●第一波(1年前の流動性危機のこと)は
各国中銀の潤沢な資金供給で今春までに落ち着いたが、
高リスク商品の価格が急落し、銀行が巨額の評価損を抱えたため
『銀行が自己資本不足では』と市場が疑心暗鬼になる第二波が生じた。
銀行の自己資本増強はかなり進んだが、
不首尾の銀行もあり第二波は終わっていない。
さらに銀行が金利を引き上げたことで景気にブレーキがかかり、
景気減速の第三波に突入した。
●インフレ率を左右するのは資源価格の絶対水準ではなく
変動率であることには留意すべきだ。
現在の資源価格は足元では下落しており、
インフレ圧力は緩和する。
世界的な景気減速で資源需要も徐々に落ち、
1年後には資源高問題は収束するとみている。
「絶対水準ではなく変動率」という考えは、非常にユニークだ。
というのは、株式市場において、
私は変動率ではなく絶対水準を見るようにしているからだ。
多くの先輩ファンドマネジャーが変動率に着目し、
一線の場から去っていった。
一方で、絶対水準に着目するファンドマネジャーは、
荒れ狂う市場の中で存在感を発揮していた。
しかし、資源関連への投資は、絶対水準ではなく、
変動率で勝負をしなければならない。
かつては株式市場と資源は非相関であった。この関係が
、急速に相関関係になっていることジョージ氏は証明している。
3.「ポニョ」100億円突破
(出所)2008年8月20日付日本経済新聞朝刊11面、日経産業新聞32面
●宮崎アニメ「崖の上のポニョ」が好調な滑り出し
●ジブリが継続してヒット作を生み出せる理由
●エンターテインメントにはヒントが満載
東宝が配給する宮崎駿監督の最新作「崖の上のポニョ」の興行収入が
18日に100億円を突破した。
邦画で100億円を突破するのは2004年の同監督の
「ハウルの動く城」以来4年ぶり。
こうしてヒット作を次々と生み出す「ジブリ」の秘密とは一体なんだろうか。
「ジブリ」とはサハラ砂漠に吹く熱風の意で、
宮崎監督が日本のアニメ界に
旋風を巻き起こそうという思いで命名したという。
当初は宮崎・高畑両監督が「のびのび制作できる環境」を目指して
立ち上げた家内工業的組織だったが、
今は国内有数のスタジオとして、
この環境を次世代のアニメーターにつなげていくことに
重点を置き始めているようだ。
さらに、ジブリでは宮崎、高畑両監督が今も最前線で身を削っており、親分の姿
が無言のうちに若手に影響していることがヒット作を生み出す原動力となってい
るのだろう。
私はエンターテインメントからは投資のみならず、様々なヒントが得られると考
えている。ハリウッド映画のビジネスモデルからジャニーズ経営、最近ではゲー
ムシナリオに至るまで幅広く目を通すようにしている。他にも「日経エンターテ
インメント」は定期購読するなど、時代の風を感じるようにしている。
後追いでもいい。なぜ、どうして流行しているのか。追いかけるだけでも多くの
知識が得られる。
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