むかし、日米繊維交渉の席上で、通産省の役人が、米国通商代表(商務長官)に、「保護主義だ」と發言したところ、
米国代表は、真っ赤になって、怒ったさふだ。
なぜか?肯綮(ポイント)に当たったから。
いやさ、自由貿易の騎手は、英国。産業革命一番乗り。
その主張(cause)は,リカードの「比較優位説comparative advantage」。
ひらたく言うと、
「英国は、機械を輸出します。ポルトガルは、ぶどう酒を輸出します。さふすると、英国もポルトガルも、ともに利益を得ます(すくなくとも貿易をしなひより、比較的に双方、裕福になります)。」この命題で、まだまだ未熟なポルトガル工業は、あっさり、消滅。
これを見ていた米国は、そもそもが保護貿易主義者。
いまでこそ、自由貿易の代表みたいにふるまってゐるが、例ゑば、南北戦争。奴隷解放それもあるだらふ。
だけど本音は、自由主義と保護主義の衝突。南部諸州は、綿花なんどの農業が中心のため、英国から、関税なしで自由に機械を買いたかった。
それにくらべて、北部諸州の工業力は、まだまだ未熟。だふあっても保護を必要とした。
その後、幾星霜がながれ、二回にわたる世界大戦の莫大な軍需で、アメリカは、大英帝国を追い抜いた。
自由貿易の主張は、英国版「比較優位説」から、
米国版「ヘクシャー・オリーン・サムエルソンの定理(比較優位説を数理的に証明したもの)」に書き換えられた。
ゼミナールでの、サムエルソン教授の学生への口癖は、「わたしと貿易しなひか」だったらしひ。
大東亜戦争の焼け跡から、不死鳥のやふに甦った本邦の生命線は、日本工業と自由貿易。米国のいはば幼児退行は、困ります。こりゃ~、阿部政権が、クリントン支持だったのも良くわかる。
これから、トランプにどんな無理難題を押し付けられるのやら。
ど!根性手書き東京ローソク足
OPEN 19390
HIGH 19470
LOW 19350
CLOSE19450
WINDOW-70(ヒゲは、捨象)
さぁ~っものいはぬ虚空の彼方よりあらはれいでよローソクよ!
TOKIOの眞實・眞相を吾に告げよ!
あらはれいでたるローソクは、「小陽線(陽のコマ)」ローソクボディ+60.上髭20.下鬚40.窓-70.
単線観測=「陽のコマ」迷い線。判断難しく見送り。
二本線観測=「窓-70」売り転換線。
複合線観測=「陽の孕み(二本目のローソク)」売り転換線。
睦月 みずのとみ日 ほんまそうかい記