昨日の米国株式相場は上昇した(DJIA +119.16 @19,881.76, NASDAQ +45.97 @5,429.08)。ドル円為替は118円台に入るまで円安方向へ動いた。本日の日本株全般は上昇した。東証1部では、上昇銘柄数が1,851に対して、下落銘柄数は121となった。騰落レシオは127.01%へ上昇した。東証1部の売買代金は2兆6851億円。
TOPIX +36 @1,554
日経平均 +480円 @19,594円
TOPIXも日経平均も大幅反発して、どちらも10日移動平均線を回復した。大発会が上昇して始まったのはアベノミクス相場が開始した2013年以来4年ぶりのことだ。日本市場が休場の間に発表された米中の経済指標を受け、市場心理が好転したことが背景にある。1月3日に米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した16年12月の製造業景況感指数が市場予想を上回ったうえ、中国国家統計局などが1月1日公表した16年12月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が5カ月続けて景気判断の節目となる50を上回ったことが好感された。
このような投資家心理の底流に、相変わらず根強い「トランプノミクス」に対する期待があることは確かだろう。減税で景気に刺激を与え、10年間で1兆ドルのインフラ投資をするとぶち上げたトランプ次期大統領の神通力が今のところ効いている。1月20日の大統領就任までは続きそうだが、その後は失速する可能性はある。それでも神通力が落ない場合、次の節目は2月9日の大統領一般教書演説となりそうだ。大規模な財政出動は、伝統的に「小さな政府」を志向する共和党の理念とも異なる。従って、共和党の支持が得られず、予算教書発表の時点で公約を断念せざるえなくなり、現実路線に軌道修正したトランプ氏に失望感が強まるというシナリオである。さて、2017年の株式相場はどう動くだろうか?
33業種すべてが上昇した。上昇率トップ5は、海運(1位)、鉄鋼(2位)、パルプ・紙(3位)、証券(4位)、ガラス・土石(5位)となた。
TOPIX +36 @1,554
日経平均 +480円 @19,594円
TOPIXも日経平均も大幅反発して、どちらも10日移動平均線を回復した。大発会が上昇して始まったのはアベノミクス相場が開始した2013年以来4年ぶりのことだ。日本市場が休場の間に発表された米中の経済指標を受け、市場心理が好転したことが背景にある。1月3日に米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した16年12月の製造業景況感指数が市場予想を上回ったうえ、中国国家統計局などが1月1日公表した16年12月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が5カ月続けて景気判断の節目となる50を上回ったことが好感された。
このような投資家心理の底流に、相変わらず根強い「トランプノミクス」に対する期待があることは確かだろう。減税で景気に刺激を与え、10年間で1兆ドルのインフラ投資をするとぶち上げたトランプ次期大統領の神通力が今のところ効いている。1月20日の大統領就任までは続きそうだが、その後は失速する可能性はある。それでも神通力が落ない場合、次の節目は2月9日の大統領一般教書演説となりそうだ。大規模な財政出動は、伝統的に「小さな政府」を志向する共和党の理念とも異なる。従って、共和党の支持が得られず、予算教書発表の時点で公約を断念せざるえなくなり、現実路線に軌道修正したトランプ氏に失望感が強まるというシナリオである。さて、2017年の株式相場はどう動くだろうか?
33業種すべてが上昇した。上昇率トップ5は、海運(1位)、鉄鋼(2位)、パルプ・紙(3位)、証券(4位)、ガラス・土石(5位)となた。