私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています
秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬はダイヤのように きらめく雪になる
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 死んでなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています
あの大きな空を
吹きわたっています
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亡き親友と最後の別れをしたあと葬儀場をあとにしてから
悲しいのになぜか「大空からいつも見守ってくれてるんだ」と思えるようになりました。
12月11日には可愛がっていた愛猫のクロが13歳で亡くなりました。
クロ(愛称クーちゃん)は我が家に来たときは生後一か月でようやく離乳食が食べられ
る頃でした。
13年前まで飼っていた真っ白な猫が亡くなって動物霊園で葬儀をしたのですが、売店の前のかごに入れられて「飼い主さん募集」の看板に家内と次男が「この子連れて帰りたい」と言い出ししぶしぶ連れて帰ってきたのでした。
捨てられていたのではなく霊園の中に住み着いた猫が産んだ子だったのです。
売店のおばさんの話では親がある日から乳をあげなくなったので見かねて飼い主を募集することにしたのだそうです。
そんなこんなで我が家に来てもウイルス性の胃腸炎で元気がなく動物病院の先生に治療しながらだったことを思い出します。
やっと元気に愛嬌を振りまくようになって三歳ごろからこんどはひどい便秘になり診察してもらったら今度は「巨大結腸賞」の診断で腸が大きくなりすぎて腸の働きが弱く便が出にくくそれ以来繊維質のシロップを飲みながらの闘病生活でした。
5歳頃あらクーちゃんは家内の布団でなるようなっていました。
クーちゃんといっしょに生まれたミミが三年前に10歳で亡くなったのですが、亡くなったその夜からクーちゃんは家内の部屋から私のところで寝るようになりました。
そのころから定期健康診断で二つある腎臓の一つが正常に動いていないことを主治医から聞かされたのです。
皮下点滴を二日に一度は受けないといけないのでした。
ミミは私のそばにいつもいたのですが、クーちゃんはミミの亡きあと私にべったりくっついていました。
投資を始めたころはクーちゃんはいつもリビングの私の横の席に座っていました。
寝るときもいつも同じ布団で私のわき腹にぴったり寄り添っていました。
トイレの前ではいつも待っていました。
夜中に銘柄の整理をしていると「もう寝ようよ~」いつも催促をしていました。
亡くなる前夜はクーちゃんのそばに枕を置きスポイドからお水をあげたら美味しそうに飲んでくれました。
身体も死期が近づき辛かったでしょうが、私の目をじっと見つめながらいっぱいっぱい語りかけてくれました。
あとから思うと、きっとお礼を言ってくれてたのだと思います。
翌日の午後、私の目を優しい目で見つめながら静かに息を引き取りました。
亡くなったのが気が付かないぐらいでした。
親友と愛猫の別れがありましたが、秋川雅史さんの「千の風になって」を聞くと
私が元気で目標を持ちながら力強く生きていくことが、唯一の弔いになるのだと思いました。
いつも不憫だと思いながら、癒してもらっていたのは私の方だったのに改めて気が付きました。
親友にも「いつも叱ってくれてありがとう」 そしてクーちゃんには「いつも可愛いしぐさ癒してくれてほんとうにありがとう」
心からお礼を言いたいです。