海外勢が休暇に入り始めたので

優利加さん
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先週金曜日の米国株式相場はわずかに下落した(DJIA -8.83 @19,843.41, NASDAQ -19.96 @5,437.16)。ドル円為替レートは117円台前半の円高方向での推移だった。本日の日本株全般は下げる銘柄の方が多かった。東証1部では、上昇銘柄数は856に対して、下落銘柄数は1,022となった。騰落レシオは157.27%と依然として非常に高い。東証1部の売買代金は2兆1437億円。

TOPIX -2 @1,549
日経平均 -10円 @19,392円

TOPIXも日経平均も小幅反落した。前週末までの連騰で過熱感が強まっていたため、利益確定売りが優勢となった。相場上昇をけん引してきた海外勢が休暇に入り始め、上値を追う買い手が不在だった。日銀によるETF買いが入って下値を支えるとの期待感が根強く、下げ渋った。年間6兆円のペースでETFを買うと宣言しているが、足元の買い入れペースはやや遅れている。したがって、今後は小幅な株安でも買いに動くのではとの期待が強い。

日銀の政策決定会合が始まったが、金融政策は「現状維持」との見方が多い。日銀は9月に導入した「イールドカーブコントロール」で10年物長期金利の居所を0%程度と設定している。足元は0.070%前後までじわりと上昇している。

33業種中23業種が下げた。下落率トップ5は、海運(1位)、その他製品(2位)、鉄鋼(3位)、証券(4位)、非鉄金属(5位)となった。


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