米国投資家の利益確定は来年1月以降?!
つまりトランプ次期大統領公約の一つ「減税」は
就任後100日以内に行われると予想されていますが
「減税措置は1月に遡る」という点を見落としていました。
さらに同氏の減税プランは富裕層に有利な内容となっており
上位所得者(0.1%)の減税率は14%に上るとのこと。
そうなると機関投資家は利益確定を来年に持ち越すことが予想されるため
どうやら年内にNY市場が大きく調整することは無さそうです。
但しトランプ氏の大統領就任(2017年1月20日の予定)後
公約の実施が確認されれば、新政権への様子見姿勢が強まり
利益確定売りに押されるのではないかと考えています。
従って東京市場も年内は安泰で、投機筋による円ショートの推移(下図)から
巷で噂されている年内1ドル120円、日経平均2万円の大台に到達するかも知れません。
ところで私は年央から米国の利上げによるリスクオフを想定していましたが
予想は見事に外れ、トランプ相場にも乗り損ないました。
それでも「損をするより儲け損ねる方がマシ」という
自分自身の信念に従った結果なので納得していますが
相場観の未熟さを改めて痛感しています。
さて今年も余すところあと僅か。
株式投資に「終わり良ければ総て良し」という諺は当て嵌まりませんが
今年一年成果を得た方も得られなかった方も
来年に繋がるラスト2週間にして頂きたいと思います。