近年の人工知能(AI)の発展はめざましいものがあります。 相場の世界でも大活躍中のAIですが、これまで人間にしかできないと思われていた職場の人材管理にまでAIが取り入れられつつあるようです。
例えば、社員の顔写真をAIに記憶させておいて、表情のささいな変化で社員の異変を読み取るというもの。
仕事に嫌気がさして止めようか、と思っている社員がいたときなどにいち早くそれに気づいて教えてくれるんだそうな。
社員証に端末を埋め込んで、社員の行動や言動を記録してAIに送って分析し、生産性の向上につながるようなアドバイスを行うシステムもあります。
このシステムを使うと、仕事中に社員のスマホなどにAIから必要に応じてメッセージが送られてきて例えば
「○○さんとの会話を増やしましょう」
などの助言をしてくれることがあるそうです。
コミュニケーションの取り方は、上手な人と下手くそな人との差がかなりあるようなので、このシステムを使うと職場の雰囲気が向上してナカナカよろしいかもしれません。
その他、社員の能力を判定して適切な人材配置を助言することもできます。
採用の際も履歴書の筆跡とかで、仕事の向き不向きが、かなりわかるそうです。
職場にどこまでAIを導入するかについては専門家の間でも意見が分かれています。
AIが会社の人事や経営を決めるのは怖い、職業選択の自由が奪われかねない、などの意見に対して、システムを導入するかどうかを決めるのは人間だから大丈夫という人もいます。
でも、これで会社が儲かるのであれば、将来的には自然と経営はAIにとってかわられるようになるのかもしれません。 人間と違って、AIには脅しもゴマすりも効かないから、使われる者からしたらやっかいですね。
ちなみに私も自分の履歴書をAIさまに見せてみようかしらん。
「すいません、私には何が向いているでしょうか?」
「ア・ナ・タ・ハ・ム・ノ・ウ」
な~んて言われちゃったりしてぇ