●銘柄抜粋
アイスタイル 728 +79
急伸。SMBC日興証券が投資判断を新規に「1」、目標株価を940円としているこ
とが手掛かり材料となっている。足元の株価下落の背景となる今期の営業減益
見通しは、中期成長力を高めるために必要な投資によるものと判断しており、
来期以降の新たな成長を評価すべきと指摘している。体験を求めるユーザーに
とって、「@cosme」のデータベースが有するリーチ力は相当大きいものがある
と。
三越伊勢丹 1238 +63
大幅反発。野村證券が投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目
標株価も950円から1400円に引き上げており、買い材料視される格好のようだ。
コスト構造改革など収益性の重視、外部提携による資産価値の収益化戦略など
といった、経営変化の兆候を積極的に評価するとしている。従来から資産価値
の割安感に対する再評価が可能になったと指摘している。
ルネサスエレク 813 +41
大幅反発。シティグループ証券では投資判断を新規に「1」、目標株価を900円
としている。発足以来続いた構造改革は完了、成長フェーズに入ったことに伴
い、株価も上昇局面に入ると考えているようだ。高い製品競争力、電装化によ
る自動車1台当たりの半導体搭載量増加の恩恵を受け、構造的に成長が期待で
きる代表的銘柄と位置づけている。
マツダ 1773.5 +64.5
大幅反発。米FRBのイエレン議長が議会証言で利上げに近づいていることを示
唆、為替市場では一段とドル高円安が進行しており、6月始め以来となる1ドル
=110円を突破してきている。自動車セクターの中でも、円安メリットが最も
大きいとされている同社の買い材料に直結する格好に。本日は同社のほか、自
動車株が総じて強い動きとなってきている。
コナミHD 3895 -290
大幅続落。ゲームアプリの新タイトル「遊戯王デュエルリンクス」の配信を前
日からスタートさせているが、期待感の高かったタイトルでもあり、短期的な
出尽し感にもつながっているようだ。無料ゲームのダウンロード数ではトップ
となっているが、セールスランキングはメンテナンスの影響などもあってか、
期待値ほどには現状では伸びていないとの見方もあるようだ。
アインHD 7840 +630
大幅続伸。ゴールドマン・サックス証券(GS)では投資判断を「中立」から「買
い」に格上げ、コンビクション・リストに新規採用。目標株価も6900円から
9500円に引き上げへ。調剤薬局は小売セクターの中で最後に残された低寡占度
市場であり、M&A による成長余地は大きいと指摘。とりわけ、同社は過去実績、
薬剤師採用、強固なバランスシートなどで、中小薬局には魅力的な統合・提携
先となるとみている。
FISCO