自動運転の保険補償報道

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自動運転の保険補償報道は、自動運転車普及の一助につながる公算【本日の材料と銘柄】


自動運転の保険補償報道は、自動運転車普及の一助につながる公算～自動運転保険で保障、東京海上が無料特約東京海上日動火災保険では2017年4月から、自動運転中の事故を自動車保険の補償対象に加えると報じられている。自動運転を対象にした保険は国内で初めてとなるもよう。自動車保険の契約や更新時に全契約者に無料の特約として提供、事故の被害者が長期間救済されない事態を避けるようだ。

東京海上による補償は、自動運転中にシステムの誤動作で走行中に急停止したり、急に制御不能になって事故が起きた場合や、ネットで遠隔操作されるハッキングで事故を起こした場合などを想定しているもよう。緊急時にドライバーが対応する「レベル3」までを新保険の対象としているようだ。
運転車に過失のないケースで、事故の被害者は直接自動車メーカーなどに損害賠償請求する可能性があったため、個人では負担が大きいと見られていた。保険会社の補償がつくことで、運転車や被害者にとっては、過度に不利な状況が解消されることになる。自動運転車の普及を助けるものとなっていこう。

自動運転車の普及によって、従来のビジネスモデルの変更は余儀なくされるとみられていた中、今回のような流れはある程度想定されたものとはいえよう。他の保険会社も追随することになるとみられ、特に、先行者メリットで東京海上の顧客獲得増加が期待されるような展開にはならないであろう。一方で、自動運転車の普及につながる施策であることから、自動運転関連銘柄にはややポジティブと捉えられよう。



8766.T 東証１部
東京海上ホールディングス
自動運転を保険で補償
PER 11.42倍 PBR 0.87倍 配当利回り 3.37％ 時価総額
(百万円) 3,038,429



6773.T 東証１部
パイオニア
自動運転関連
PER 91.54倍 PBR 1.07倍 配当利回り -％ 時価総額
(百万円) 92,684



3666.T 東証１部
テクノスジャパン
自動運転関連
PER 53.93倍 PBR 15.14倍 配当利回り -％ 時価総額
(百万円) 25,378



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