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NY外為:ドル下落、米大統領選めぐる不透明感

NY外為:ドル下落、米大統領選めぐる不透明感-円やフラン上昇


Susanne Barton、Tatiana Darie
2016年11月2日 05:46 JST 更新日時 2016年11月2日 06:41 JST




1日のニューヨーク外国為替市場ではドルが円とユーロ、スイス・フランに対して下落。政治的なリスク要因を背景にトレーダーの見方は不安定になっている。
  ドルはユーロに対して3週ぶり安値。ABCとワシントン・ポスト(WP)紙が実施した調査によると、大統領選挙でトランプ共和党候補に対する支持がクリントン民主党候補を1ポイント上回った。円は上昇、フランは主要通貨のすべてに対して値上がりした。

  三菱東京UFJ銀行の外為ストラテジスト、リー・ハードマン氏(ロンドン在勤)は「米連邦捜査局(FBI)が先週末に調査再開を発表したことを受けて、市場参加者は政治的なリスクプレミアムの上昇をドルに織り込んでいる」と述べ、「それまではトランプ氏が大統領に就任するというリスクはほぼ除外されていた。市場が今、その見方を考え直しているのは明らかだ」と続けた。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%低下。10月は2.2%上昇していた。ドルは対ユーロで0.7%下げて1ユーロ=1.1055ドル。対円では0.6%下げて1ドル=104円15銭。フランは対ドルで1.4%上昇。


  ハードマン氏はトランプ氏が勝利した場合、米国での年内利上げ確率は低下するとみている。金利先物市場動向によると、年末までの利上げ確率は70%と、日中の最高だった75%から低下した。
  FBIの調査再開前までクリントン氏は一貫してトランプ氏をリードしていた。世論調査を集計するファイブサーティーエイトによれば、クリントン氏勝利の確率は71.2%と、先週の81.6%から低下している。



  クレディ・アグリコルCIBの為替ストラテジスト、バシーリ・セレブリアコフ氏(ニューヨーク在勤)は「米国での選挙プレミアムが市場を支配している。経済統計の内容は二の次だ」と述べ、「先週末以降、選挙戦は格段に接戦となっている」と続けた。
原題:Currency Traders Flee to Havens as U.S. Election Roils Markets(抜粋)




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