米労働省が14日発表した7月の消費者物価指数(1982-84年=100)は219.964となり、季節調整済みで前月に比べ0.8%上昇した。上昇率は6月の1.1%よりやや縮小したものの、市場予想の平均値である0.4%を大幅に上回った。前年同月比では5.6%上がり、91年1月の5.7%以来、17年半ぶりの大幅な伸びを記録した。
昨年10-12月にマイナス成長に陥った米経済は、外需の強さとドル安を背景に輸出が伸び、個人消費など内需の低迷を補う構図が続いていた。だがインフレ懸念が予想以上に強いことから、個人消費はさらに低迷する可能性がある。


