またドイツ銀行株の急落が・・・

優利加さん
優利加さん
昨日の米国株式相場は大幅反落した(DJIA -195.79 @18,143.45, NASDAQ -49.39 @5,269.15)。ドル円為替レートは101円台前半の円高方向へ動いた。本日の日本株全般は反落した。東証1部では、上昇銘柄数が256に対して、下落銘柄数は1,658となった。騰落レシオは111.29%。東証1部の売買代金は2兆461億円。

TOPIX -20 @1,323
日経平均 -244円 @16,450円

9月29日ドイツ最大の銀行であるドイツ銀行株が再び急落したのを受けて米国株も大きく下げ、これを嫌気してTOPIXも日経平均も大きく反落した。しかし、株式市場の警戒感がさほど高くはないのは、日銀のETF買いが投資家心理を支えているからである。日替わりで好材料が出た銘柄を買い、それがなくなれば売るという単純な動きが続いている。狭いレンジを往来する保ち合い相場が続いているため10日、25日、60日移動平均線がほぼ横向きに収斂してきた。

本日は銀行株や保険、証券といった金融株を中心に売りが広がった。ドイツ銀行株の急落は必然的に日本を含め世界の他の銀行株売りにつながる。金融不安が高まれば、金融機関や投資家がドルを抱え込もうと動くので、邦銀のドル調達コストが上昇する可能性が高まる。ドル資金の調達市場では、欧州の銀行が市場でドルを調達するコストが、先週末以降急速に上昇している。かつては「ジャパン・プレミアム」だったが、今は「ユーロ・プレミアム」が発生している。


33業種中30業種が下げた。下落率トップ5は、電気・ガス(1位)、海運(2位)、その他金融(3位)、パルプ・紙(4位)、銀行(5位)となった。
3件のコメントがあります
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大変勉強になりますご教示誠にありがとうございました。
となりますと円安ドル高となるのでしょうか。素人で申し訳ありません。
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