夢想人さんのブログ

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日本株に忍び寄る「欧州発10月危機」の足音

ドイツ銀の株価が物語っている状況の深刻度。

東洋経済ONLINE記事感想です。(http://toyokeizai.net/articles/-/138047)

(要約・引用)

日米の金融政策決定会合から1週間が経った。米国では利上げ見送りが市場に安心感を与える一方、日本では政策の内容に対するネガティブな反応が見られる。
米FRB(連邦準備制度理事会)は市場からの批判を極度に恐れる一方、日銀は本来取るべき政策の方向性を誤ったままである。

■FRBは株価動向を気にしすぎる。

■日銀は「2回連続」で「悪手」を打った。

・(今回の)日銀の政策に対する市場の評価も、やはり芳しいものではない。
・前回の会合で決まったETF(上場投資信託)購入額の増額による日本株の買い支えにも、やはり感心しない。

⇒こうなってしまうと、参加者は着実に減っていくだろう。非常に残念である。10月に入ってしばらくすれば、今年上期の企業業績が徐々につまびらかになる。


■株価の調整が不可避なのに、価格が捻じ曲げられている。

・現在、日経平均株価の構成銘柄(225)の「1株当たり利益」は1177円だが、8月には1200円を超えていた。つまり、着実に切り下がってきていることになる。

・株価収益率(PER)が現状の14倍から12倍程度まで売り込まれるだけで、現在のドル円が100円の場合の日経平均の適正レベルと考えられる1万4000円程度まで容易に調整される

・実際には、12倍でなくとも、1株当たり利益が下方修正されれば、PERが変わらなくても、株価水準自体は自動的に低下することになる。

⇒このように、株価の調整はほぼ不可避なのだが、結局は日銀のETF買いが本来あるべき株価水準を捻じ曲げている。


■市場に存在する世界的規模の懸念材料とは?

・ドイツ銀行の問題である。


■ドイツ銀行の株価が物語る、状況の深刻さ。

・もし10月半ばまで、現状の株価水準が維持されていれば、筆者にとってはそれは驚きでしかない。最終的に市場がどのような判断を下すのか、じっくりとみていきたい。

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記事タイトル、内容を見て、やっぱり、この人かと思った。記事を書いた人。

いつもに比べて内容は薄いが、論調は一貫している(正しいかどうかは別として)。

そして、私の考え方にも、合致している。その意味でブログで取り上げる率も高くなっている。


ドイツ銀行の状況は気になるところです。

いっぽうで、去年、問題になったギリシャ・イタリアなど南欧の銀行の問題は
今のところ顕在化していない。どうやって誤魔化しているのだろう?
問題の本質は解決していないのにね。

今日は、石油増産凍結(?)で株価が上がった。
それだけに、当該記事は、逆を行っているので、???という評価になるかもしれないが、
それも中長期的には、いや、明日には評価が変わるかもしれないし、
あさってはまた変わるかもしれない。

日々正解は無く、それぞれの時間軸の中で
最適解を模索していくことになるのでしょう。



2件のコメントがあります
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    RODEMU2015さん
    2016/9/29 23:39
    こんばんは。
    いろんなことが平行で起こっていて、頭はわかめです。
    インドとパキスタンも何かやってるし。
    ただ、去年のように一本調子で見ていられる年ではない(残りは少ない
    けど)というのだけは、はっきりしてますね。
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    夢想人さん
    2016/9/29 23:57
    RODEMUさん、こんばんは。

    わかめですw

    年初の頃であれば、原油の動向を気にしていましたが、
    最近は、金融相場と思って、油断してました。

    地政学リスクは、
    アメリカ、中国、欧州、新興国、産油国…
    などの切り口があると思いますが、

    全方位に気を配れる人はいないと思うので、
    起きてしまったら、それに淡々と対応するしかないですね。
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