27日のNY市場は「9月度消費者信頼感指数」が事前予想の(99.0)を大幅に上回り
2007年8月以来の高水準(104.1)を記録したことから
アマゾンを初め、消費関連株が市場を牽引した様です。
さらにバイオ、ハイテク株や昨日下落した金融株も買われ、ほぼ全面高になりましたが
大統領候補による第一回TV討論会後の世論調査で
クリントン氏の支持率が上昇し、金融市場に安心感をもたらしたことが
株価上昇の素地になったと思います。
またクリントン氏がTV討論会でクリーンエネルギーの普及を訴えたことから
太陽光発電などエネルギー株の一角も買われた様ですが
一瞬東日本大震災直後の「アカン直人」氏(当時の首相)を思い出しました。(^_^;)
因みにTV討論会はあと2回(10月9日、19日)予定されていますので
(副大統領候補のTV討論会は10月4日)
10月19日には形勢が概ね見えて来るのではないでしょうか。
ところで東京市場は、日銀の実質金融引き締め策の後遺症が出始めた様な気がします。
というより、9月の金融政策決定会合で決定された「長期金利ゼロ%誘導策」は
追加緩和どころかむしろ金融引き締めと同じですから
もっと円高・株安になっても不思議ではないと思います。
にも関わらず、当日の日経平均株価は大幅に上昇し
その後も16500円以上をキープしているのは何とも不可解で
ドル円相場が100円を割れば、一気に崩れるのではないかと心配しています。
事実、外資系証券を通じて「1357日経ダブルインバース」の買いと
「1570日経レバ」の売りが増えているという情報もありますので
今後の下落(少なくとも16000円まで)に注意が必要だと思います。