mariyoko233さんのブログ
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歯肉炎の危険性
1 歯肉炎を放っておくと歯槽膿漏になる
歯茎に炎症が起こる歯肉炎は、悪化すると歯茎から口の中全体に炎症が広がる歯周炎になり、歯茎が退縮して歯と歯茎に隙間が生まれてしまいます(歯科治療機器)。
その後、歯茎が化膿してしまうと歯槽膿漏になり、最終的には土台となる骨を溶かして歯が抜け落ちてしまいます。「8020推進財団」の調査によれば、歯を失ってしまう原因の4割が歯周病という結果も浮き彫りになっています。
※参考資料:2008年 8020推進財団「永久歯の抜歯原因調査」
◆歯周病の進行度
歯周病の進行度は「歯肉炎」、「歯周炎」、「歯槽膿漏」の3段階に分類されます。歯肉炎を甘くみて放置しておくと、大切な歯を失う可能性が生まれるのです。「1章」で紹介した歯肉炎の3つの特徴をしっかり頭に入れ、“危険信号”を見逃さないように注意しましょう。
2 歯周病は糖尿病の合併症
糖尿病患者は、健康な人に比べて歯周病になりやすいと言われています。体を守る白血球が弱るため、感染症である歯周病に感染しやすくなるのです。実際に、健康な人に比べて、2.5倍の人が歯周病であると自覚していました。
逆に、歯周病の細菌から発生する毒素が歯茎から血管に入り込むと、血糖値を下げるインスリンの働きを抑えてしまうので、糖尿病も悪化してしまいます。このように歯周病は、糖尿病と密接に関わっているのです。
他にも歯周病菌は血管内に入り込み、動脈硬化を引き起こす原因となるため、脳梗塞や狭心症につながるリスクも併せ持っています。歯肉炎の段階で早めに対処することが、身体の病気への影響を絶つ最善策であるといえます(歯科 超音波スケーラー)。
3 特に思春期のこどもや妊婦さんは要注意
歯周病は感染症のため、体の調子やホルモンバランスによって感染のリスクが高くなります。特に11~14歳頃の女の子がもつ一部の女性ホルモンが細菌の栄養素となり、歯周病を発症しやすくなります。
また、妊娠2~8ヶ月の女性にも同じ傾向が見られ、つわりによって歯磨きをやめてしまうこともあり、幼少期よりも悪化する可能性が高くなります。そのため、妊娠中に歯医者さんへ通い定期的なクリーニングを受けることが重要です。
通院時期は、つわりが治まり安定期に入る妊娠5~7ヶ月目です。歯周病は早産のリスクを高めたり、胎児への悪影響を及ぼしかねません。安定期に入ったら早めに歯医者さんに診てもらうことをおすすめします。
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