登場した当時、色々と話題に上ったJPX日経400。
皆さんも知っている方は多いだろうし、
JPX400のETFやインデックスファンドに投資している方もいるだろう。
では実際、JPX日経400ってどれくらいの成果を上げているの?
どうなのよ、JPX日経400?
と、その前に。
まずは、JPX日経400についておさらい。
(ご存知の方は読み飛ばしてください)
JPX日経400とは、日本取引所と日経が選定した、
"投資者にとって投資魅力の高い会社"で構成された株式指数だ。
ざっくり選定基準を説明すると、
赤字や整理銘柄等などの問題銘柄は除き、流動性があり、
時価総額や3年間のROE、営業利益を加味して400銘柄選定されている。
詳しくは↓参照
http://www.jpx.co.jp/markets/indices/jpx-nikkei400/
さて、お題目は立派だが、中身が伴っていなければ意味が無い。
賢い投資家は、巧言令色に騙されてはいけないのだ。
そこで実際にJPX日経400とTOPIX、日経平均225を比較してみた。
比較はeMAXISのインデックスファンドを使用。
今回はリターンとシャープレシオをモーニングスターから取得。
チャート比較はyahooファイナンスから取得。
期間は一年。ちょっと期間は短いが、
JPX日経400の指数自体がまだ登場してまもないのでやむなし(涙)
結果は下の表とチャートの通り。
JPX日経400はTOPIXよりもほんの少し成績が良いが、差は0.05%なのでほぼ互角といえる。
逆に日経225との差が目立った。日経225の圧勝。
うーむ、これだとJPX日経400に投資するメリットが見出せない。
とりあえず、この結果を考察すると以下の二点。
・日経225との差について:
今回は、大型株がやや優位な時期だった可能性がある。
・TOPIXと差がないことについて:
ROEや営業利益は数多くの投資家がフォローしているため、
既にマーケットは織り込み済みの状態だった。
故に超過リターンがでなかったと考えられる。
今回は1年間なので、良いデータとは言えないが、
3年後、5年後にどうなっているのか興味深いところだ。
その数年後の評価
…きっと誰かがやってくれると信じて。(←絶頂 他力本願!)