リッチなライフスタイルを送りたいなら?
そんなあなたには、プレミアム マンション。
飲むならプレミアム缶コーヒー。
ビールももちろんプレミアム。
ちょっと日常から抜け出したいなら、プレミアムなパックツアーをどうぞ。
世には数多くのプレミアムと冠した品々が溢れている。
大手流通チェーンのプライベートブランドなんて、その名もセブン・プレミアム。
プレミアム、プレミアム、プレミアム。
なんてハイソな響き。
いっそのこと、プレミアムの投資家って改名しちゃおうかしらん?
名乗ればきっとプレミアム。読んだあなたもプレミアム。
冗談はこれぐらいにして、これだけプレミアムが溢れると、
プレミアムのネームバリュー(?)が薄れるんじゃないだろうか。
多用したがために、意味を成さなくなったものがある。
その代表格がさっき登場した "バリュー" だ。
本来は価値という意味だ。
が、そのれが定着する前に色々なものに使われてしまったもんだから、
セール品みたいな意味で捉えられてしまうこともしばしば。
(ま、日本語では セール品=お値打ち品 だから、意味どおりといえば意味どおりか?)
無論、プレミアムは既にカタカナ語で意味を認知されているから、
プレミアムが安物と誤認される可能性は低いだろう。
さて、私が吐いているランニングシューズ、
その名もプレミアム・ラン。
その靴はプレミアムな走りをもたらす。
なんと、歩くたびに右足からキューキュー音が鳴るプレミアム機能が搭載されるようになった。
…ごめん、嘘。
そんな機能は元々無い。
靴底に穴があいたのか、単にエアが抜けてキューキュー鳴るようになったのだ。
まだ買って1年も経ってないんだけど(涙)
2~3千円の靴だったら諦めがつくけど、そうじゃないから腹が立つ。
ち く し ょ ぉ ーー !
1年ももたない靴を作るんじゃねーよ、メーン!
と、ここで思いっきりメーカーをディスりたいところだが、
スニーカーヘッドと呼ばれるシューズ愛好家の皆さんに怒られそうだから控えておく。
工場で何千、何万も作っているんだから2、3の不良品は発生するのだ。
極論を言えば、今回はくじ運に恵まれなかったのだろう(涙)
このままこの靴を履き続けようか、
それともメーカーに毒を吐き続けようか。
無理に韻を踏むなって? 失礼シマシタ。
履き続けてもいいけれど、
左右均等じゃない状態で歩き続けると、
骨格が歪むって聞いたこともあるしなぁ。むぅ。
シュワちゃん「来いよベネット。靴なんて捨てて、かかってこい!」
私「ち く し ょ ぉ ーー !」
(シュワちゃん主演の映画より名シーンを抜粋(嘘))
こわれたもんは仕方ない。
次はもっとプレミアムな靴を買おう。
…いや、やっぱり地に足の着いたやつにしよう。
靴だけにね。
お後がよろしいようでッ!