昨夜のNY市場は9月利上げ観測が後退したことで上昇。
ナスダックは史上最高値を久しぶりに更新しています。
9月利上げ観測が後退した理由は、先週発表された雇用統計、ISM製造業景況指数
さらには8月自動車販売などが低調な結果に終わったことに加え
昨日発表された「8月非製造業部門総合指数」も51.4という弱い数字であったためと思われます。
この結果、ドル円相場は一時101円台まで下落していますが
長期金利の日米金利差を考えると当然のことで
FRBが9月利上げを見送り、日銀も9月緩和を見送れば、再び100円割れの可能性もありそうです。
<日米10年物国債の金利差とドル円相場の推移>
因みに、早期利上げ観測が後退し、NY市場の株価は上昇しましたが
9月利上げが見送られたとしても、12月に利上げが行われる確率が極めて高くなるため
株価は年末に向け下落すると予想しています。
特に日銀とECBが12月まで追加緩和を行わない場合
過剰流動性相場は終わりを迎える様な気がしています。