昨日の米国株は上昇した(DJIA +107.59 @18,502.99, NASDAQ +13.41 @5,232.33)。ドル円為替レートは102円台前半の推移だった。本日の日本株全般は小幅安となる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が778に対して、下落銘柄数は1,029となった。騰落レシオは83.42%。東証1部の売買代金は1兆6783億円。
TOPIX ±0 @1,313
日経平均 -12円 @16,725円
米国株は高く終えたが、TOPIXも日経平均も僅かに下げた。昨日の大幅高の直後だけに短期的な利益を確定するための売りが優勢になったが、下げは限定的だった。東証1部市場の売買代金は1兆6783億円と薄商いで、方向感を欠く展開だった。今日も内需系が売られ、景気敏感銘柄が買われた。NTTドコモやKDDIなど通信株が下落し、アサヒや味の素など食品株が下げた。他方、非鉄の三井金や住友鉱、鉄鋼の新日鉄住金といった素材株は続伸した。一部だが、業績の裏付けがあるトヨタ自動車株や信越化学工業株など連日上昇している銘柄もある。
日経平均の1万7000円台乗せが視野に入ってきたが、米金融政策に影響を与える9月2日発表の8月の米雇用統計の内容を確認したいとの様子見ムードも広がっている上に、7月以降では利益確定売りが優勢となり何度も押し戻された水準である。ここを上に振り切るのは相当なエネルギーが必要だろう。薄商いであることに加えて、8月28日には44.8%台前半だった空売り比率は8月29日には36.2%へ低下し、買い戻しが主導している上げ相場であることを示唆している。http://www.jpx.co.jp/markets/statistics-equities/short-selling/
PERなどで見るバリュエーションは安い水準であり、日銀のETF買いなどが買い支えるので下値も限定的である。後は外国人が買えばさらに上がるはずと思えるが、ドル建ての日経平均が高値圏にあるため、外国人が利益確定売りを出しやすい局面が続いている。
米国株は利上げを支える経済指標の改善を評価し始めている。しかし、米国利上げは副作用がある。ドル高だけでなく、高金利が資金を新興国から米国へ流出させ、新興国通貨安を招きやすい。それは日本の輸出企業の業績を下押しする。
米雇用統計発表や日銀の金融緩和の総括など、重要なイベントが続き、まだしばらくは方向感に乏しい相場展開が続きそうだ。
33業種中16業種が上げた。上昇率トップ5は、非鉄金属(1位)、銀行(2位)、石油・石炭(3位)、海運(4位)、鉄鋼(5位)となった。
TOPIX ±0 @1,313
日経平均 -12円 @16,725円
米国株は高く終えたが、TOPIXも日経平均も僅かに下げた。昨日の大幅高の直後だけに短期的な利益を確定するための売りが優勢になったが、下げは限定的だった。東証1部市場の売買代金は1兆6783億円と薄商いで、方向感を欠く展開だった。今日も内需系が売られ、景気敏感銘柄が買われた。NTTドコモやKDDIなど通信株が下落し、アサヒや味の素など食品株が下げた。他方、非鉄の三井金や住友鉱、鉄鋼の新日鉄住金といった素材株は続伸した。一部だが、業績の裏付けがあるトヨタ自動車株や信越化学工業株など連日上昇している銘柄もある。
日経平均の1万7000円台乗せが視野に入ってきたが、米金融政策に影響を与える9月2日発表の8月の米雇用統計の内容を確認したいとの様子見ムードも広がっている上に、7月以降では利益確定売りが優勢となり何度も押し戻された水準である。ここを上に振り切るのは相当なエネルギーが必要だろう。薄商いであることに加えて、8月28日には44.8%台前半だった空売り比率は8月29日には36.2%へ低下し、買い戻しが主導している上げ相場であることを示唆している。http://www.jpx.co.jp/markets/statistics-equities/short-selling/
PERなどで見るバリュエーションは安い水準であり、日銀のETF買いなどが買い支えるので下値も限定的である。後は外国人が買えばさらに上がるはずと思えるが、ドル建ての日経平均が高値圏にあるため、外国人が利益確定売りを出しやすい局面が続いている。
米国株は利上げを支える経済指標の改善を評価し始めている。しかし、米国利上げは副作用がある。ドル高だけでなく、高金利が資金を新興国から米国へ流出させ、新興国通貨安を招きやすい。それは日本の輸出企業の業績を下押しする。
米雇用統計発表や日銀の金融緩和の総括など、重要なイベントが続き、まだしばらくは方向感に乏しい相場展開が続きそうだ。
33業種中16業種が上げた。上昇率トップ5は、非鉄金属(1位)、銀行(2位)、石油・石炭(3位)、海運(4位)、鉄鋼(5位)となった。