米7月新築住宅販売件数、9年ぶり高水準でドル買い
外為市場では良好な米国の新築住宅販売件数を好感しドル買いが再燃した。ドル・円は99円99銭から100円15銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.1344ドルから1.1322ドルへ下落した。
米商務省が発表した7月新築住宅販売件数は前月比+12.4%の65.4万戸と、減少予想に反し、6月58.2万戸から増加。2007年10月以降ほぼ9年ぶりで最高となった。新築住宅の販売件数は住宅販売全体に占める割合が小さいが契約時点での統計となるため、住宅市場の先行指標として注目される。
一方、同時刻に発表された米国の8月リッチモンド連銀製造業指数は−11と、予想外に7月10からマイナスに落ち込んだ。
民間マークイットが発表した8月マークイット製造業PMI速報値は52.1と、7月52.9から低下し、市場予想52.7も下回った。
【経済指標】
・米・8月マークイット製造業PMI速報値:52.1(予想:52.7、7月:52.9)
・米・7月新築住宅販売件数:65.4万戸(予想:58.0万戸、6月:58.2万戸←59.2万戸)
・米・8月リッチモンド連銀製造業指数:−11(予想:6、7月:10)
フィスコ