8月23日、東京株式市場で日経平均は3日ぶりの反落となった。

 8月23日、東京株式市場で日経平均は3日ぶりの反落となった。円高基調を続ける為替が重荷となるなか、日銀のETF買いの思惑で後場にプラスに転じるも買いは続かず、方向感の乏しい展開。

 8月23日、東京株式市場で日経平均は3日ぶりの反落となった。円高基調を続ける為替が重荷となるなか、日銀のETF買いの思惑で後場にプラスに転じるも買いは続かず、方向感の乏しい展開。



[東京 23日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3日ぶりの反落となった。円高基調を続ける為替が重荷となるなか、日銀のETF(上場投信)買いの思惑で後場に一時プラスに転じる場面があった。ただ買いは続かず、再び下げに転じるなど方向感の乏しい展開。

様子見ムードが強い薄商いのなかで、断続的な先物売買などが影響し、指数は上下に振れた。

26日に予定されているジャクソンホール会議でのイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の講演内容と、その後の為替動向を見極めたいとの姿勢が継続し、積極的な売買は手控えられた。東証1部売買代金は1兆8200億円弱と、きょうも薄商い商状だった。

為替が1ドル100円台と円高基調にあるなか、序盤の日本株は売り優勢の展開。狭いレンジでの値動きを続けた後、前引け時点では日経平均が0.22%安、TOPIXが0.27%安となっていた。

後場に入ると、日銀によるETF買いの思惑が広がり、日経平均はプラス転換。前日比で一時65円高の1万6663円と、この日の高値を付けたが、その後は一転、先物売りに押される形となった。日経平均は節目の1万6500円を割り込み、146円安の1万6452円まで軟化する場面があった。

市場の一部には、実際には日銀の買い入れが入らなかったとの観測もあり、売りを誘う形となったという。「前場が安くても日銀が買い入れをしなかったケースがこれまであり、展開が見通しにくくなっている。特に材料がなく売買も低調ななか、少々のインデックス売買で相場が振れている」(内藤証券・投資調査部長の田部井美彦氏)との声も出ていた。

業種別では電気・ガスや医薬品、食料品などの上昇が顕著となった。一方、原油相場の下落を受け石油関連は軟調。保険、鉄鋼も安い。

個別銘柄では西松屋チェーン(7545.T)が大幅高。22日に発表した8月(20日締め)既存店売上高が前年同月比3.6%増の2カ月ぶりにプラス転換したことを好感した。半面、丸山製作所(6316.T)が続落。22日、2016年9月期連結業績予想の下方修正を発表したことが嫌気された。

東証1部騰落数は、値上がり657銘柄に対し、値下がりが1196銘柄、変わらずが120銘柄だった。

日経平均.N225

終値      16497.36 -100.83

寄り付き    16549.82

安値/高値   16452.01─16663.64

TOPIX.TOPX

終値       1297.56 -6.12

寄り付き     1299.72

安値/高値    1292.85─1307.61

東証出来高(万株) 158254

東証売買代金(億円) 18181.62
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