材料不足で凪相場だが・・・

優利加さん
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先週金曜日の米国株式相場は下げた(DJIA -45.13 @18,552.57, NASDAQ -1.77 @5,238.38)。ドル円為替レートは100円台後半の動きだった。本日の日本株全般は上昇する銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,412に対して、下落銘柄数は115となった。騰落レシオは89.04%。東証1部の売買代金は1兆6278億円。

TOPIX +8 @1,304
日経平均 +52円 @16,598円

やや円安方向に円相場が動き、TOPIXも日経平均も小幅高となったが、円相場以外に材料が乏しく、典型的な閑散相場だった。物色の柱が見当たらず上値を追えないが、かと言って日銀のETF買いで下値も堅かった。イエレンFRB議長による8月26日のジャクソンホール講演の内容を確認するまで売買は見送りを決め込んでいるようだ。自動車を中心とする輸出関連の一部が上昇する一方、前週末にかけて売りに押されていた内需関連株にも買い戻しが入った。先週鮮明だった「割安株買い、成長株売り」という構図が薄れ、割安株も成長株も高安まちまちとなって焦点がぼけた。

株式相場全体は膠着しているが、日経225オプションの建玉を見ると、下げに対する準備が進められていることが分る。権利行使価格1万6000円、1万5500円のプットの建玉が膨らんでおり、日経平均の1万6000円割れを見込んだプット買いと解釈できる。
http://www.jpx.co.jp/markets/statistics-derivatives/daily/nlsgeu000001u33l-att/n09.pdf

33業種中26業種が上昇した。常勝率トップ5は、その他製品(1位)、陸運(2位)、建設(3位)、ゴム製品(4位)、電気・ガス(5位)となった。

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