11日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続伸した。大引けは前週末比262円50銭(1.99%)高の1万3430円91銭で、7月24日以来の高い水準となった。原油価格の下落に伴う個人消費や企業業績の改善期待で前週末8日の米株式相場が大幅上昇したことを受け、トヨタやソニーといった輸出関連株を中心に買いが入った。東証株価指数(TOPIX)も大幅に続伸した。
円相場が午前の取引で下げ渋ったことが前場の株価の上値の重さにつながった。しかし、午後に入り再び1ドル=110円台に下落すると、株式市場で買いの勢いが強まり、輸出関連株を中心に一段高の動きとなった。一方、上海株式市場で上海総合指数が取引時間中では1年7カ月ぶりに2500割れとなり、大引けにかけて日経平均はやや伸び悩んだ。


