鉄鋼や機械など業績低迷で敬遠されていた銘柄群の急上昇

優利加さん
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昨日の米国株式相場は下落した(DJIA -84.03 @18,552.02, NASDAQ -34.90 @5,227.11)。ドル円為替レートは101円台まで円安方向へ振れた。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、値上がり銘柄数が927に対して、下落銘柄数は919となった。騰落レシオは99.63%。東証1部の売買代金は2兆728億円。

TOPIX +13 @1,311
日経平均 +149円 @16,746円

米国株は下げたが、円安を好感してTOPIXも日経平均も反発した。海外市場で99円台に上昇した円相場が一時101円台前半まで下落した。99円台の円高定着が回避できたとの安心感から、自動車や電機など主力の輸出関連銘柄を中心に買いが入った。

今日は鉄鋼や機械など業績低迷で敬遠されていた銘柄群の急上昇が目立った。東証1部の上昇率ランキング7位に住友重機械工業、12位に新日鉄住金が入った。証券会社がリポートで「強気」の投資判断を示したのがきっかけというが、珍しい。両社ともに2017年3月期の会社予想は経常減益で、投資家から敬遠されていた銘柄群だけに注目される。http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/domestic_market/dom_ranking/dom_ranking.asp?Period=0&MI=01&SI=-1&Kind=0

米国時間8月17日に7月のFOMCの議事要旨が公表される。早期利上げに前向きな発言があるかどうかが注目点である。利上げ観測が高まれば米国株の調整につながる一方で、円相場は円安に動きやすい。このトレードオフが合成されて日本株に影響を与えることになる。

33業種中24業種が上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1位)、保険(2位)、鉄鋼(3位)、石油・石炭(4位)、銀行(5位)となった。半面、「建設業」「水産・農林業」「食料品」など内需株は下げた。

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