TOPIX -18 @1,298
日経平均 -273円 @16,597円
米ダウ工業株30種平均が過去最高値を更新したが、日本国内独自独自の手掛かりに乏しく、買いは続かなかった。そんな中で、急激な円高進行と日銀のETF買い減少により、TOPIXも日経平均も大きく下落した。
急激な円高の背景はこうである。7月の米小売売上高が市場予想を下回り、FRBの利上げ先送り観測が高まった。早期利上げが難しいとの思惑が台頭し、円高が進んだ。夏休みシーズンで市場参加者が少なく、売買の厚みに乏しい状況を狙い、海外のヘッジファンドなどが円買い・ドル売りを強めているため、株安と円高が一気に進んだ。
日銀のETF買いが減少している。それはPERが80倍台まで買い上げらたファーストリテイリング株の動きにも現れている。今日は1130円(3%)安の3万6500円で引けた。日銀は10日に719億円のETF買いの後、12日と15日はそろって12億円どまりだった。日銀の買いが引っ込んだ途端、反動安が出た。今日はファストリ1銘柄だけで日経平均を44円ほど押し下げた。http://nikkei225jp.com/nikkei/
33業種中石油・石炭を除く32業種が下げた。下落率トップ5は、不動産(1位)、保険(2位)、証券(3位)、建設(4位)、精密機器(5位)となった。