急激な円高進行と日銀のETF買い減少で株安

優利加さん
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昨日の米国株式相場は上昇した(DJIA +59.58 @18, 636.05, NASDAQ +29.12 @5,262.02)。ドル円為替レートは100円台前半の円高方向へ動いた。本日の日本株全般は下げた。東証1部では、上昇銘柄数が217に対して、下落銘柄数は1,672となった。騰落レシオは107.82%。東証1部の売買代金は1兆9787億円。

TOPIX -18 @1,298
日経平均 -273円 @16,597円

米ダウ工業株30種平均が過去最高値を更新したが、日本国内独自独自の手掛かりに乏しく、買いは続かなかった。そんな中で、急激な円高進行と日銀のETF買い減少により、TOPIXも日経平均も大きく下落した。

急激な円高の背景はこうである。7月の米小売売上高が市場予想を下回り、FRBの利上げ先送り観測が高まった。早期利上げが難しいとの思惑が台頭し、円高が進んだ。夏休みシーズンで市場参加者が少なく、売買の厚みに乏しい状況を狙い、海外のヘッジファンドなどが円買い・ドル売りを強めているため、株安と円高が一気に進んだ。

日銀のETF買いが減少している。それはPERが80倍台まで買い上げらたファーストリテイリング株の動きにも現れている。今日は1130円(3%)安の3万6500円で引けた。日銀は10日に719億円のETF買いの後、12日と15日はそろって12億円どまりだった。日銀の買いが引っ込んだ途端、反動安が出た。今日はファストリ1銘柄だけで日経平均を44円ほど押し下げた。http://nikkei225jp.com/nikkei/


33業種中石油・石炭を除く32業種が下げた。下落率トップ5は、不動産(1位)、保険(2位)、証券(3位)、建設(4位)、精密機器(5位)となった。

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