夢想人さんのブログ

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2016年8月の大局観

なんというか、いろいろイベントごとが終わり、
月も変わったので、局面を整理してみる時期に来たのかと思う。

マスコミ記事を見ても、みんかぶの皆様のブログを見ても、
日本の株価に関して、強気・弱気の両方の見方が交錯しているように見える。
が、ここにきて考え方を変えている人が増えているんじゃないかなという印象を持つ。
なんとなくですが。

今が、何かの変化点なんじゃないかという気がします。

何が変わったのか?

個人的には、銀行株の見直し買い?のおかげか、
PFの損益が大幅に改善に向かっている。

これは、日銀会合で、マイナス金利が据え置かれたことが大きい。
銀行収益の悪化に歯止めがかかるという見立てだ。
足元の銀行の決算は、メガバンクの決算を見る限りよくない。
だが、思ったほど悪くないというところで、買い安心感につながっている……
と思われる。

だが、自動車関連株を中心とした、円高メリット株はさえない。
円高が進行しているからだ。
なんで円高に向かっているかというと、米国の利上げ観測が弱まっているから。
米国のGDPが+1.2%という低水準だったから。
この傾向は、しばらく続くと思われる。

実績で表れている大きな変化点は、上記2点か。すなわち
「日本のマイナス金利政策の凍結」
「米国の金利引き上げの凍結」

この二つが指し示すのは、円高・ドル安 → 日本株安
(銀行株も、この流れでは下落へ)
これは、いけない流れ。

一方で、実績には表れていない、これからの期待の変化もある。

「政府部門の投資の増加」
「政府部門の株の買い支え」

これらは、株高の要因

目に見える実績の変化は、円高・ドル安→株安
これからの期待の変化は、(為替は?)→株高

今日の所は、為替を無視して、株高に辛うじて向かったが
期待のメッキが剥がれれば、すぐに逆に向かう危険がある。

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為替・金利以外の変化点は無いか?

実態経済の変化点は……とりあえず大きな変化はないと思う。

欧州経済は、英国のEU離脱影響を当面は乗り切ったし、
南欧の金融機関も。まだ、はじけていない

中国は、失速するといわれながら踏ん張っている。日本車も売れている。

東南アジアも、特段の懸念は無い……と思う

米国は上記のとおりだが、プラス成長なので、危機的状況というわけでもない。
大統領選の動向が、今後、ますます注意が必要になるか。

世界的には、保護主義の流れが強まっているので、景気は悪くなると思われるが、
年内は、問題ないように思う。米国の大統領が変わったところでどうなるか……

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変化点について、結局は、日米の政策・金利・為替が大きく
その他は、あまり影響がないような気がする。

その辺りを踏まえて、様々な投資家の皆さんがどんな行動をするのか……

今日は、銀行株のおかげで日経は上げているが、
今後は、円高の影響で、株安に向かっていくんじゃないかな
という気がします。
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