心技体 7月23日(土)13時48分

堅実さん

 心技体と言う。精神と技術と身体が、バランスよく整った状態が、柔道の競技で一番よく、総合力が発揮できる状態だという。


 どれが先に来てもよいのだが、筆者は最近、これは、身体、技術、心の順であり、より重要なのは身体ではないかと考えるようになった。これは考えようで、どれが重要でもないのだが。そう、それは背骨の骨折事故以来、身体が思うように動かなかった。なんとか訓練して、最近では、周りから見て普通に歩けるようになる。少し痛みはあるが、これは何とか、普通の状態に近くなると希望が出てきた。

 そうすると、身体が一番で、その次に技術ではないかと思うようになった。勿論、心の状態も重要だが、この心の状態は身体(骨折)にかなり左右される。筆者自身、もう駄目かと思い、これで場合によると、普通の生活に戻れないとも思った。幸いにして、ここまで回復した事を宇宙創造の神に感謝する。


 次に技術だが、これは、仕事における能力の向上だろう。しかし、これまた、大変だ。その職業毎に、必要な技術知識は、必ず有る。それを、少しずつ向上するしかないのだろう。

 そして、我慢して何とか乗り切るのも、一つの技術ではないかと、思うようになった。我慢も技術かである。たとえば、上司の言う事を我慢して聞くのである。これもその程度であるが、筆者の経験では、上司と喧嘩をして、いずらくなり、退職した人を数人見ている。その後のその人の人生は、どうなったか不明だが、おそらく、それ程よい条件で仕事が見つかったとも、思えない。


 これが技術だと言えるかと思うが、やはり重要な技術ではないかと思う。それは、例のように喧嘩をして、会社を去る後はやはり、相当な困難が、待ち受けている。有利な条件で、転職したのならよいが、未だに、我が国では中高年の転職は、収入が激減する場合が多い。年収600万から200万に減るとかである。

 このように、技術には目に見える、資格や免許などもあるが、丁度、無形文化財のように、説明出来ないようなものもある。仕事が多くて、うつ病になるのも嫌だが、これは病気になる程ではないと感じたら、我慢してそこで働くのも、当面の最善の方法ではないか。


今、我が国では50代になったサラリーマンに定年前の、退職の不安が殆どの人にある。退職を迫られたら、それは仕方ないが、しかしその前に、わざわざ、もめ事を起こして、退職することはないと思う。

 もう一つ、こんな事が先行き待ちうてている事が前例で分かっていれば、その前に何か、次の仕事のための、資格や免許を密かに、取得するのも、生きる上での技術である。その人のやりたいその先の仕事を予想して、執りかかるのもよいだろう。大変な世の中になったと思う。しかし、昔もそうだった。




2件のコメントがあります
1~2件 / 全2件
堅実さん

小督  さんへ


これは、その人の、考えようで、どのように、考えてもよいと思います。

その人の都合のよいように、考えればよいと、思います。


私のブログは、頭の整理も有りますが、読者に何か、役立つものはないかと、思うことです。


昨今は、新書が月に150冊とか出版され、出版の洪水です。


私のブログは、ささやかな経験ですが、何か、役立てばと、思っております。サラリーマンの方に、少しでも、切り口の鮮やかなものと、願っております。


そうすると、当然ですが、厳しい批判が多くなって、おります。


くだらん、出版に対する、反発でも、あります。


しかし、もう少し、何とか、ならないかと、思っております。

このブログを半分に、縮められないかと、常に思っております。

これは、能力で、能力の無さを嘆きます。


今後とも、よろしく、お願い申し上げます。


7月24日(日)12時50分。






小督さん
こんばんは

背骨の骨折とは大変でしたね。
私の母も去年腰椎を圧迫骨折して、私も3ヶ月ほどそばで看ていましたので、
そのご苦労は理解できるつもりです。
堅実さんもきっと、価値観などのお考えが大きく変わられたのでしょうね。

ところで、堅実さんは、身体、技術、心の順だそうですが、
私は、身体、心、技術の順です。
やはり、体が資本で、健康を蝕むと何も出来ないと思うのですが、
人の嫌がる仕事を引き受ける「心」があれば、
たとえ技術が備わっていなかったとしても、十分生きていけると思います。

でも、技術さえあれば、多くの人に求められ、体が弱くても待つ人はたくさんいるよ、
という人もいるかもしれませんね。
結論として、
心技体のどれかひとつでもずば抜けていたら、
必要としてくれる人がどこかに存在しそうです。
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