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ジカ熱、女性から男性へ性交渉感染を初確認 予防指針修正へ
ジカ熱、女性から男性へ性交渉感染を初確認 予防指針修正へ
ジカ熱の女性から男性への性交渉での感染が初めて確認された
2016.07.17 Sun posted at 15:10 JST
(CNN) 米疾病対策センター(CDC)は17日までに、中南米などで流行しているジカウイルス感染症(ジカ熱)で性交渉を通じて女性から男性に感染した初の事例を確認したと報告した。
性交渉での感染例はこれまで男性からの感染経路しか知られていなかった。
今回の事例を受けCDCはジカ熱対策で妊娠中の女性用に想定していた予防指針の修正に取り組む方針。女性から女性へ感染した例はまだ報告されていないが、CDCは妊娠中の女性とパートナーである女性がジカ熱の流行地に居住していたり流行国から帰国した場合、性交渉を行う際には予防措置が講じられるべきだと促している。
ニューヨーク市で今回確認された事例の女性は20歳代で、ジカ熱の流行国から戻った日にコンドームなど使わず性交渉をしていた。翌日に発熱、発疹(はっしん)や筋肉痛などの症状が出て、数日後にかかりつけの医者や同市の保健当局で検査を受け、感染が判明した。
女性の旅行先は不明。性交渉の相手だった男性は同じく20歳代で1週間後に同様の症状を訴えていた。女性と同じ医者の診断を受けたが、医者は性交渉を通じての感染を疑い、保健当局での検査を促していた。尿検査でジカ熱と確認された。
男性は1年以上、海外渡航はなく、症状が出るまで蚊に刺されたこともなかった。症状が現れるまで性交渉は感染した女性との1回のみとも説明していた。
女性から男性への性交渉での感染は今回初めて確認されたが、ジカ熱のウイルスが女性の性器内に潜伏する可能性があるとの研究例はこれまで発表されている。医学誌「ランセット感染症」は最近、カリブ海にあるフランス海外県グアドループ出身の27歳女性の感染例を報告。発症した後の11日間、血液や尿検査では陽性反応を示さなかったが、子宮の粘液検査では陽性が出たという。
CDCの最新データによると、米国内で性交渉を通じたジカ熱の感染例はこれまで14事例が報告されている。米本土内で旅行に関係しての感染例は計1305件だが、蚊が媒介となった例はない。
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